2011-01-11

Xenoblade批評

2ch神ゲーと名高いXenobladeをやった。プレイ時間100時間超。ここまでくると相当楽しんだろうと思うかもしれないが、実は、やっている最中から危機感を覚えていた。

最初に言っておくと、僕はFF12神ゲーだと思っているくらいなので(ストーリー最後はいただけなかったけど)、多少ひいき目なところがある。

このゲーム一言で評すると、「JRPGに必要な要件を外さずに詰め込んだ作品」、裏を返せば、「革新的なところが何一つ無い作品」。Xenobladeにある要素は、ほぼ全て他のゲームで体現されていたものばかりで、「ここが他のゲームと違う」というところがほとんどない。ビジョンシステムが他には無いかもしれないけど、実は、ビジョンを全て無視しても、ゲームは成り立つ。だから、これが革新的とは思えない。

他に欠点をあげると

結局のところ、「意欲作」という気がしなかった。なぜ、今、このご時世にこんなコテコテJRPGを作ったのか理解に苦しむ。任天堂FFを取れなかった分を補うものとしてJRPGを要望したのかもしれないけど、それにしたって、特徴が無い。FF7あたりを現代的なJRPGの出発点とすれば、バトルがシームレスになっただけで、10年間何も進化してないのではないか

そして、もっと問題だと思っているのが、こうした保守的な作品を歓迎しているプレーヤーたち。これを絶賛できる人は、ゲームに新しいものを求めてないんだろう。そして、そういうゲーマーに迎合しているうちは、ゲーム進化しないだろう。もちろん、他に進化し続けているゲームはあるから、まるでゲーム業界全体の話題として語るのは杞憂なんだけど、でも、プレーヤー反省してほしい

かなり傲慢に語ったけど、ここまで保守的な作品を神ゲー扱いする風潮が怖くなった。

そういう意味で、坂口ラストストーリーも気になるけど、なんだか戦闘システムが複雑になっただけな気がしている...。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん