流動化することで景気がうるおい全体的なパイが増える。
ここが違うんじゃないかと。
流動化のメリットはパイを切り分けるときのロスが減ることであって、別に流動化したからと言ってパイのサイズは変わらない。
リセッション局面に陥った時、生き残りを図るために企業が採算の取れていないセクションをクローズするのは合理的な判断だし
そうすることによって付加価値の低い財あるいはサービスの生産が減少する。これは社会全体で見るとリソースがより好ましい使われ方をするためのチャンスだ。
終身雇用制などといった制度があると安易に人員を整理できない。よって上記のような行動を取ろうと思ったときに制約が発生する。
そのため一般的に言って望ましくない事業にリソースが割かれたままになるどころか存続のために余計なコストまで支払うことになる。
なお、こういった議論において、感情論を差し挟む余地は本来であれば一切無い。
就職、雇用といった活動が自然状態だとどのような不都合を生み出すのかということを現在の状況に照らし合わせて再度考察し
それに対する制度的な解決策を導くことが必要。