2010-11-25

http://anond.hatelabo.jp/20101125223055

別々のものは別々のものであるから、それを同一視するのはナンセンスであるというのは自我に基づくものであって、他我の存在を無視していることに繋がる。

ではレッテルを貼られた「人から見た私」ではなく「人から見た私とは別である私」を証明してみせろと言われたら?

これもまたあんたの言うところである「別々のものは別々のものである」ということを証明してみせろという要求であり、ナンセンスということになるんだろう。

しかし、別のツリーであんたは横増田であることを宣言しなかった俺に対し、そのナンセンスを要求したわけだが、さて、これについてはどう答える?

  • ちょっと定義が足りないんじゃないか? ある人間の集合Fを仮定して、そのFのうちのひとつの要素aがxならばその集合Fもまたxであり、aが別な集合Gの要素bであるならば、GはFであり...

    • 『レッテルを貼るという行為は、差異を把握するという行為である』  私自身の個人的な意見では、定義は上記の命題において果たされます 「あるものと、あるもの……つまり、分か...

      • そのナンセンスなことをしているのが、レッテル貼りではないのかい?

        •  貴方の発言を肯定するには少々私の想像力に不足が見られますが、およそその通りだと思います  レッテル貼りとは、意味のないもの同士を比較し、そこに意味を見出す行為であると...

          •  貴方の仰るところの『ナンセンス』とは、つまり『別々のものは、同じである』(矛盾した命題である)ということに対する指摘ですが  私が言うところの『ナンセンス』とは、『別...

            • 別々のものは別々のものであるから、それを同一視するのはナンセンスであるというのは自我に基づくものであって、他我の存在を無視していることに繋がる。 ではレッテルを貼られた...

              • 別々のものは別々のものであるから、それを同一視するのはナンセンスであるというのは自我に基づくものであって、他我の存在を無視していることに繋がる。  正直に言うと、この...

                • 横だけどマルクスのイデオロギー論以降、実存主義とか構造主義とかポストなんたらとか変わりながら連綿と続くあれだよねそれ。

                • 間が開いてたからもう見てないものと思ってたが、えらく丁寧にレスを考えてくれてたんだな。  また、貴方が最終的に仰りたいのは、恐らく『自我と他我との断裂は埋め難く、それ...

                  •  なるほど私が実存主義的な側面から自我について論じたのに対して、貴方は心理学的パラダイムから自我について論じてくれたのですね。  他者の視点と自己の視点、自己の自己に対...

          • いや、必ずしも相手を下等な物と見なしている訳じゃないよ。 だって考えてご覧よ。 なにかにつけていちいち隅々まで情報を把握していたら、キリがないだろ? だから、脳みそって...

            •  その通りなんですが  私自身がレッテル貼り(ものごとを単純な構造として把握すること)を行うとき、そこに優劣の序列を付けてしまいそうになるのです  というか、序列付けを全...

              • 横だけど 私自身がレッテル貼り(ものごとを単純な構造として把握すること)を行うとき、そこに優劣の序列を付けてしまいそうになるのです だったら、優劣の判断基準を複数(なる...

                •  なるほどいいアイディアですね  発想の転換というやつでしょうか  ただし、厳密な意味における、『真の公平性』を発揮することは、やはり仏陀の所業としか言いようがないでしょ...

              • 遅れてきたけど、先にトラバした増田の言うように、序列づける基準を複数持っていればいいんじゃないかな。 もっとも、その基準にも優劣を、、、と考えるとややこしくなるけれども...

                •  面白いアイディアだと思います、もとい、同意できます。  基準において優劣は存在するのでしょうかね? 何となく、自明として優劣が存在しないような気がするのですけど。いわ...

                  • たしかにああは書いたが、自明、かどうかはわからないけど、それに近いぐらい基準に優劣はないかもしれない。 いくつかの基準があったとして、対象を判断するのにどの基準を当ては...

                    •  仮に、無意識の領域においてまで、基準における優劣が存在するとしたら嫌な話ですね  それは他でもなく、我々のあらゆる価値判断が恐ろしく恣意的であるということなのですから

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