---
10月19日、東京国際フォーラムで開催された「パチンコホールイノベーションフォーラム2010」で日遊協の深谷友尋会長が、パチンコ産業の未来創造をテーマに基調講演を行った。その中で、パチンコ業界の現状分析では、パチンコ人口が減少する一つの理由に、若者のパチンコ乖離を挙げた。
まず、友達に誘われなくなったので、パチンコ屋へ行く機会がなくなった。われわれが
大学生の頃は、パチンコと麻雀に明け暮れていたが、今の若者はまずそうした習慣がない。
加えて、パチンコが複雑すぎて、金がかかり過ぎる。だから、誰もパチンコへ誘わなく
なったのかもしれない。騒音とタバコの煙については、これは昔からの問題で、音は
今の若者はパチンコをやらなくなっただけでなく、車にも興味を持たなくなっている。
自動車業界でも若年層に車が売れないことに頭を悩ませている。20~30年前と比べる
と若者の嗜好は激変している。ケータイ、パソコン、ゲームなどの普及で引きこもりが
増えて、草食系男子が増殖中である。それが、パチンコにも車にも興味を示さない若者
が増えている一因でもあろう。