パニック的な不安の発作に襲われやすい人は、砂糖の摂取がひどくなりやすい人です。また、大部分の人は、カフェインを摂取しても不安や抑うつ的な気持ちが起きることはないですが、発作的に不安に襲われる人では、カフェインはとればとるほど不安と抑うつ的な気持ちが強まる可能性が高いのです。
ビタミンB1・・・、不安神経症はビタミンB1の少しの不足でも起きます。B1は老年者ではしばしば血中レベルの低下が見られるビタミンであり、B1が不足すると乳酸や乳酸塩が増えますが、これは人によっては不安神経症的な状態を強める可能性があります。
ビタミンB3・・・攻撃的な性質を抑えたり、筋肉をリラックスさせたり、催眠効果があったりすることがわかっています。
ビタミンB6・・・食事でとるアミノ酸(トリプトファン)を体内で神経刺激の伝達物質(セロトニン)に変えるために必要で、不安を抑えるのに関連がある。
カルシウム・・・・カルシウムは、神経の働きをよくして、興奮を抑える作用があります。不足すると脳の活動が低下し、イライラしたり、憂うつになったり、思考力が落ちるなどの原因になります。ストレスの多い現代社会では、かかせない栄養素といえるでしょう。
マグネシウム・・・西洋的な食事では慢性的にマグネシウムは不足気味で、これが筋肉の緊張やイライラを伴う不安神経症と関連しています。また、不安症のパニック的な発作を経験している患者の約半数は心臓のトラブルも同時に起こしていて、これらは食事中のマグネシウムの不足で起こり得るものであります。