2010-08-20

大学生の友人数人とおしゃべりしていたとき、どういう流れか話題が「ゆとり教育」についてになった。

円周率が3なんてありえないよね。」「残り二桁くらい覚えられるよね」等わいわい言ってる中で、ふと

円周率なんて値は何でもいいんだと思う。大事なのは”円周率が一体なんの値なのか”じゃないのかな…?

皆は円周率3.14だっていってるけど、円周率がなんなのかは覚えてるの…?」

と聞いてみたら「は?なにコイツ。」みたいな顔をされた。

その時、友人たちにとって一番大事なのは「円周率3.14であること」であって、

円周率が円の周の長さと直径の比率で、それがたまたま3.14で始まっていること」ではないのだとわかった。

円の周の長さの公式が”直径×円周率”なのは覚えていても、なぜそうなるのかは理解していない。

今の小学生に「円をたくさんの扇形に分割してその扇形を交互に反対に並べて…そしたら円の面積の計算長方形に近似できるでしょ!

だから円の面積は半径×半径×円周率!」みたいな話を納得しろとは言わない。

だがせめて、なぜ三角形の面積が「底辺×高さ÷2」であらわすことができるのかを考えることが出来るようになって欲しい。

そうすれば平行四辺形の面積だって台形の面積公式(教育課程で削られたらしいけど)だってわかるようにから。

「それが一体なんなのか?」「どうしてそうなるのか?」を考えることができるような教育が一番大事なんじゃないのかな…と考えていたら、

友人たちは「まぁ円周率が3だろうと3.14だろうと社会で使わないけどね」と笑っていて、やっぱり日本は一回滅亡するしか無いなと思った。

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