新卒でブラック会社で有名なところに入り、ハードな業務と新しい街。
これまで育んできた交流関係と一切を絶たれた生活になって1ヶ月くらいした時。
「元気?なにしてるのかと思って。」とメールが来た。
彼女は大学2年の時に一瞬だけ付き合ったけど、やっぱ無理って言ってきて終わった彼女だ。
いや、彼女なんて言えないようなもんで、俺は正直なにも彼女のことをしらない。
(つまり、以下GirlfriendじゃなくSheの意味で彼女つーわけで)
ほんと偶然その時に、あの子は今どうしてんのかなーとふと妄想していた時だった。
いい男な今の彼氏に俺のことディスったりしながらも、
楽しく新生活の事ネタにおしゃべりデートでもしちゃってんのかなって。
だけど、実際は色々と大変で親と別居状態。兄弟と楽しく暮らしているとのこと。
6割は「積もる話をして盛り上がればいい友達になれるかも」
4割は「また俺に好きな人ができるかも。そしてうまくいけば・・・」。
つまり、下心。もしくは淡い期待を胸にいだき、ニヤニヤとメールをしていた。
そして一度フラれてる上に、2年経っているのもあって、十中八九もどることは無い気がして
気軽に「会って昼飯でもくおうよ!」と俺。案外喜んでくれた彼女。
しかし、俺はブラック会社の営業マン。そう簡単には逃げられなかった。
それに自分から仕事を買ってでたのもある。挫けたくなかったし、お客様扱いが居心地悪かった。
はやく仕事覚えて上司と談笑でもできる環境にしたいと思ってた。
そんなこんなで予定が見当たらず、数日後に「いつになるかわかんない」とメール。
「それでもいいよ、これから連絡とりあおうね」と返事。
社交辞令のさよならの挨拶でも、うれしかった。単純に慣れない環境の毎日の中に、知人と連絡とれている瞬間が。
でも、まだ更に目処がつかない。夜は休日出勤日なら開いているが、相手は仕事前日。
つか、夜2人で会うなんて、よっぽど親しい女友達じゃないと空気がまずいだろう。狙っているみたいだ。
あくまで昼にしたかった。
いつ会えるかわからないまま時間は過ぎ、ある日なんとなく彼女の名前をFBで見つけた。
ゼミの後輩Aとつながっていた。
メールしてる中だし、とアド申請をだした。
しかし、全然承諾がない。
気になってこの間メールしてみた。
「FaceBookで見つけたから、アドお願いしたよー。よろしくね。つか、Aと知り合いなんだ!知らなかったよ」
その返事が
「A君は私が昔興味あって紹介してもらったの。」
は、はぁ・・・
なんかすっごいすっきり半分、もしかしてこの子は寂しいだけなんじゃ...と。
そう、前回別れた原因は俺もわからなかった。
それは、誰かが好きなんじゃなくて、彼氏がいる生活がほしいだけなんだ、と。
でも、俺も寂しい時でそれを拒めない時。
俺ってハーコーじゃねー、セルアウト野郎のカスビッチだなって思った。
今後どうなんだろうね。
彼氏がほしいのか、彼が必要なのか、よく考えよう。
フェイクアスまーふぁかー
その程度で「後輩に惚れた」とかタイトルにつけちゃう感覚がなんかイヤ
代わりに言ってもらえてすっきりした
「元彼女が後輩に惚れた後、また俺に来た 」 「まさかとは思いますが、この「元彼女」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか」