2010-06-08

音楽にちょっと疲れた


きっかけは、暇でやる事無いから楽器始めた。

当時家は遺産で揉めてて、リアル昼ドラみたいな骨肉の争いだったのだけれど、それは大したコトじゃなかった。

そっちの揉め事より、自分鬱屈した感情憂鬱としてるコトの方がなんとかしたかった。

ゲーム漫画映画etc・・・。インドア系ばかり好きだった自分にとって、当時音楽は憂鬱を解消する救いであり、向上心、心の拠り所だった。

誰かが言ってた「宗教」みたいなもの、それに近かった。


でもかなりの下手糞。だから、思いっきり練習した。カッコ悪いし。

演奏技術を高めよう」「もっと音楽として聴けるものに近付こう」「オレは不細工だしコレしかない」

そんなコト思いながら、学校から帰って22時ぐらいまで練習の日々だった。

良く聞く、一晩寝ずに練習とは自分は違った。


血豆の数が嬉しかった。血豆が破れた時の風呂は痛いけど楽しかった。

あぁオレバカだったんだなって思えて笑ってた。ここで初めて心から人生って楽しそうと思えた。


要領がいいヤツなら、これと並行して学生生活もエンジョイするのだろうけど、バカだから練習漬けだった。

脳内音楽漬けで、通学時ウォークマンの電池が切れたらイライラしてた。替えの電池パックに感動してた。

でも幸い彼女は出来た。バイトもやった。今思えばアレはアレで良かった。

当時、闇雲に色んな曲をコピーした。自分の技量に見合った曲、見合わない曲。見合わなかったら練習した。

好きと思えたらなんでもやった。ジャンルも良く分からなかったので本屋行ったりして、子供の発想で色々調べた。

その過程で音楽から色々な考え方、テーマ歴史感情を学んだ。今でもアレは良い経験だと思う。

PUNKHARDCOREからはDIY精神を。

Alternativeからは追求する精神を。

Metalからは、高度な演奏技術を。

PoPからは聴きやすさの基準を。

Glindcore,ska,GAME…(略)

上みたいに、あくまで自分の目安で色々なジャンルを漁っていった。

そのままコレで飯を食うと決め卒業し、現実の壁を実感しながらも、バイトしたり派遣したり、会社に入ったり色々バカやって歳をとった。

だが歳をとるにつれて練習量も減っていき、音楽に対する探究心が薄れていった。所詮若気の至りかと。見苦しいけど続けた。

それが良かったのか悪かったのか、音楽仕事が来たりした。

そういう人脈もか細いが増えた。

そして今、また転機に差し掛かっているが正直なところ疲れた。

贅沢なコトを・・・という自覚はある。

自分自分下地を崩そうとしてバカじゃないのか?とも思う。

でも疲れた。

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