口蹄疫終息のメドは立っていない。
このまま終息どころか他県に「拡大」していった場合、
「封じ込め」の費用が膨大になる。
現場では「牛豚を埋設する土地が物理的に足りないし、殺処分する屠殺場のキャパシティーが
オーバーしている」状態である。
仮にこの状態が、熊本なり鹿児島に飛び火すると、どうなるのか?
物理的に対策が打てないまま、さらに拡大していくことになる。
加えて、「肉質は悪くなる」が、「牛豚に対して致死的な病気でもない」のも事実である。
であれば、暴論だが、「口蹄疫と共存する畜産」を目指さざるを得ない局面も考えるべきでは?
つまり、口蹄疫が発生した場合に、患畜を殺処分せず、そのまま経過観察するのである。
「そうすると肉質が落ちる」のだろうが、「感染しても肉質が劣化しない品種」の
開発を急いだ方が、「口蹄疫発生に怯える」よりも、合理的では?
あるいは「日本全国の牛豚に、ワクチン接種する」という対策も考えられる。
勿論、こんな暴論を実施した日には、日本は「非清浄国」となり、和牛の輸出等が
できない、というデメリットを蒙ることになるが、
「どうせこのままの状況で推移すれば」、
「あと10年間は清浄国に復帰できない」ということになるのでは?
であれば、早々に「清浄国復帰(=湯水の如く封じ込め対策費が必要)をあきらめて」、
最低限の前提条件として、以下の二つが必要。 1.人々が口蹄疫に感染した牛や豚の製品に対して、正当な評価を行うものとする。 (肉質が落ちるとしたら、きちんとその分しか差...
口蹄疫殺処分は、食肉輸入の非関税障壁を維持することが目的である http://agora-web.jp/archives/1023695.html 清浄国であれば、汚染国の安い肉の輸入を禁止できる
野生の鹿や猪などにも感染するんだが?