2010-06-03

  暴論:最悪の場合口蹄疫「封じ込め」をあきらめ、「口蹄疫と共存するドメスティック畜産」へ方針転換すべきでは?

  口蹄疫終息のメドは立っていない。

  このまま終息どころか他県に「拡大」していった場合

  「封じ込め」の費用が膨大になる。

  現場では「牛豚を埋設する土地物理的に足りないし、殺処分する屠殺場のキャパシティー

  オーバーしている」状態である。

  仮にこの状態が、熊本なり鹿児島に飛び火すると、どうなるのか?

  物理的に対策が打てないまま、さらに拡大していくことになる。

  一方、口蹄疫は「人には感染しない病気」である。

  加えて、「肉質は悪くなる」が、「牛豚に対して致死的な病気でもない」のも事実である。

  であれば、暴論だが、「口蹄疫と共存する畜産」を目指さざるを得ない局面も考えるべきでは?

  つまり、口蹄疫が発生した場合に、患畜を殺処分せず、そのまま経過観察するのである。

  「そうすると肉質が落ちる」のだろうが、「感染しても肉質が劣化しない品種」の

  開発を急いだ方が、「口蹄疫発生に怯える」よりも、合理的では?

  あるいは「日本全国の牛豚に、ワクチン接種する」という対策も考えられる。

  勿論、こんな暴論を実施した日には、日本は「非清浄国」となり、和牛の輸出等が

  できない、というデメリットを蒙ることになるが、

  「どうせこのままの状況で推移すれば」、

  「あと10年間は清浄国に復帰できない」ということになるのでは?

  であれば、早々に「清浄国復帰(=湯水の如く封じ込め対策費が必要)をあきらめて」、

  「口蹄疫と共存するドメスティック畜産」に大方針を転換した方が、

  「封じ込めコスト和牛輸出メリットを勘案」すれば「より合理的」ではないか?

  • 最低限の前提条件として、以下の二つが必要。 1.人々が口蹄疫に感染した牛や豚の製品に対して、正当な評価を行うものとする。   (肉質が落ちるとしたら、きちんとその分しか差...

  • 口蹄疫殺処分は、食肉輸入の非関税障壁を維持することが目的である http://agora-web.jp/archives/1023695.html 清浄国であれば、汚染国の安い肉の輸入を禁止できる

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