2010-05-16

孫vs池田

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51421049.html#comment-form

コメント投稿したけど、承認されるかわからないのでこっちにも投げとく。

NHK出身の池田さんには釈迦に説法と思いますが、対談映像配信は、議論ではなく印象付けゲームです。

佐々木さんとの対談では、孫さんは大変"わかりやすく"印象的なプレゼン資料を大量に用意して、それをプレゼンタイム以外も長時間大写しにして、

視聴者が画面を見る=孫さんの主張の図解された印象付けられる」、という仕掛けになっていました。印象的なプレゼン資料はとても強力で、大写しの図解された主張の前で、より細かい事実を挙げて議論しても、取るに足らない瑣末な事という印象になってしまいます。画面に映る人は二人ですが、実際のところはもろに個人vs組織

もちろん孫さん自身の話術も大変優れており、話を鵜呑みにさせる力強さがあります。そのうえ、相手の主張の急所を的確に突いてくるだけでなく、ちゃんと落とし所に誘導して、気が付くと「反論者=抵抗勢力」という構図にはまっています。細かいところでは、佐々木さんのプレゼンタイムには何度も割り込んで話の腰を折って、佐々木さんプレゼン内容の印象を大きく減じさせる事までしていました。

あとさらに大きいのは、「日本をよくしたい」「みんなが幸せになる」などのような、辛口池田さんにはとても素直に口にできなそうな(笑)思いをストレートに熱く表現して、共感を呼ぶところでしょう。このトーンに乗せて、「光の道」によって日本がよくなる大きなストーリーを、図解資料の強い印象とトークによって印象付け、細かい議論を無力化し、「反論者=抵抗勢力」になるわけです。

孫さんとの対談、楽しみにしています

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