期待値がマイナスな、一般的なギャンブルの場合の話。パチプロさんだとか、競馬の分析屋さんだとかみたいに、期待値がプラス、あるいはそうだと思い込んでいる人には関係の無い話。
俺は特にギャンブルとかやらない。パチンコ打ったこともなければ、宝くじ買ったこともないけど。別に嫌悪してるわけじゃなく、たまにやってみるくらいならいいんじゃない?と思ってる。
特に宝くじなんて、数百円、数千円が下手すりゃ億単位に化ける可能性のあるシロモノだし、こんだけ低リスクかつ低コストでこんなに大きいリターンの可能性があるものって他にないからね。
けれども、絶対に数打っちゃいかん。金銭的な意味で言ってるのじゃなく、たとえ安くても、数打っちゃいかん。
これは簡単に言えば、回数を重ねれば重ねるほど「運」ではどうにもならなくなる。運がよくても勝てなくなる。そういう定理。
もっと直感的に言うと、道行く見知らぬ人5人に誕生日を聞いて、その中に自分と同じ誕生日の人が1人でもいる、そういうことは運がよければありうることだ。
けれど、500人に誕生日を聞いて、その中に自分と同じ誕生日の人が100人いる、そんなことはまず有り得ない。どんなに運がよくても2桁もいかない。回数を重ねれば重ねるほど運は力を失い、期待値通りの数字しか出なくなる。
ギャンブルでは「期待値通り=マイナス」なので、回数を重ねれば重ねるほど「もしかしたら勝てる!勝てるかもしれない」から「勝てない。運ではどうにもならない」に変わっていく。
だから、数を打っちゃいけない。
ところで、最近1円パチンコとか5円スロットが流行ってるらしいけど、そんなの好き好んで負けに行ってるようなものじゃないの?
人生は毎日が勝負だ。 つまり「勝てないこと」を確定させるようなもの。
期待値がマイナスだと分かりきっているのなら、損切りした方がいいんじゃない?