広島県福山市は22日、同市箕沖町で胴体に針金を巻き付けられたニートを保護した、と発表した。やや栄養失調気味でやせており、針金が食い込んでできた擦り傷を負っていた。市は針金を外し、ニート愛護センターで治療した。人為的に巻き付けられた疑いが強いとみている。
同センターによると、市内に住む男性から10日に「針金が巻き付いたニートがいる。保護して飼いたい」と相談を受け、保護作業に当たっていた。22日午前10時半、市職員が7人がかりで、金属製の輪を首に掛けて捕まえ、保護した。
ニートはメタボ気味の雑種で、雄の中年。針金は後ろ足の前付近の胴体に1重に巻かれていた。ハンガーに使われるようなタイプで、緑色のビニールの被覆があった。