2010-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20100324082527

 規制派でもPTAなど一部の人間は実在の児童児童ポルノ創作物を混同して

「あいつらは犯罪者予備軍だ。」

「あんな嗜好を持つなんて人格に欠陥がある。」

レッテル貼りをしてくるし、

 反対派は反対派で

「あいつらはすべての創作規制してくるつもりだ。」

子供に与えるものの見極めもできずにこちらに責任転嫁するなんて親として失格だ」

というレッテル貼りをするしで、お互い相手の言う事をきかないんですよねー。

レッテル貼りは双方にあるのに、お互いが被害者だけのつもりでいる。

 自分はかなりエログロなものも含めて漫画はたくさん読むし、二次ロリ大好きな友人もいるし、その趣味も認めているつもり。

 でも、やっぱり子供を持つ親は「ロリ漫画が好きなのは単なる趣味だから」といっても、そういう嗜好の人間子供を近づけるのは躊躇われるってのはあると思うんだよね。これは人間エロを見たいというのと同じ程度当たり前の感情だと思う。

 ひたすら動物への虐待が肯定的に描かれる漫画があったとして、そればかりを好んで読んでいる人間に、自分の猫を抱かせて出かける時はやっぱり一瞬頭に不安がよぎっちゃう。

 ただ、オタ側はそういった感情をもたれた時点で反発しちゃってるから、「だからといって作品を無くしてもそういった不安は解消されないんですよ」ときちんと相手のために説明することを放棄してしまうパターンが多いんじゃないだろうか。

 昔は問題になっている作品いくつかに気を配っていればよかったけど、今はこれだけ作品の内容が多様化し、カバータイトルでは子供が買っていいものか判断がつかなくなってきている。

 作品一つ一つを吟味するのが難しい親からすれば、出版社行政からの表示に頼らなければいけない。

 しかし、某いちごのように自主規制がかかっていないものでも実際は子供に読ませるのはどうかというものも増えているし、ティーンズラブ雑誌のように子ども創作物に影響されやすい時期に、親のリテラシー教育が追いつかない速度で間違った性知識や軽い性への意識創作物にのせて子供に伝えてしまっているものもある。

 親からすれば、自主規制の壁から漏れ出てくる作品に危機感を覚えるのもしかたないと思うよ。

 俺たちオタが、もっと早くそういった親の不安に真面目に答えることを考えていれば、こんな話も出てこなかったんじゃないかなぁと思う。

「親が子供に与えるための目安をなるべくしっかりわかるようにします。よく考えて与えてあげてください。」

「その代わり、表現のために過激なものも我々は作ります。これは、大人になるまでむやみに触れないようにしてください。」

ってのが筋じゃないのかねー。

記事への反応 -
  • いい加減、レッテル貼りを卒業しようぜー。うんざりだ。 権力を拡大するからどうこうという理屈の名を借りて、実際は好きなものの規制自体を辞めさせようとしてるだけだろう。 そ...

    •  規制派でもPTAなど一部の人間は実在の児童の児童ポルノと創作物を混同して 「あいつらは犯罪者予備軍だ。」 「あんな嗜好を持つなんて人格に欠陥がある。」 とレッテル貼りをして...

      • 激しく同意するんだけど、条例自体については反対なの?

        • 日記主(元増田です) 条例自体にはどちらかと言えば反対といった感じですね。 一番いいのは否決されて業界が自主規制をよりしっかり行うようになるか、 あるいは一旦否決されて条...

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