2010-03-19

http://www.asahi.com/politics/update/0318/TKY201003180413.html

小沢氏批判の生方副幹事長民主が解任 党内に反発の声

 民主党は18日、小沢一郎幹事長ら執行部批判を繰り返しているとして、生方幸夫(うぶかた・ゆきお)副幹事長衆院千葉6区=の解任を決めた。高嶋良充(たかしま・よしみつ)筆頭副幹事長は自発的な辞任を求めたが、生方氏は「辞める理由はない」と拒否した。生方氏の処分について、党内では非小沢氏系の議員を中心に反発する声が出ている。

 生方、高嶋両氏は同日、党本部で会談した。生方氏はメディアインタビューで「国民小沢さんが不起訴になったから全部シロとは思っていない」「北海道教職員組合の問題は、これも一番上は輿石東さん」と執行部を批判。こうした点を踏まえ、高嶋氏は「副幹事長でありながら外に向かって執行部批判するのはおかしい」と辞任を求めた。

 しかし、生方氏は「3人も秘書逮捕されて何もされない方がいるのに、なぜ私が役職を解かれなければならないのか」と反論。元秘書を含め3人が逮捕された小沢氏を念頭に、辞任要求を拒否した。

 高嶋氏は生方氏を除く副幹事長で対応を協議小沢氏に電話で生方氏解任を伝えた。高嶋氏によると、小沢氏は「円満に解決できないのか」と語ったが、後任に辻恵衆院議員を充てる方針を伝えると「君たちに任せる」と答えたという。

 党内では小沢氏と距離を置く議員から生方氏擁護の声が相次いだ。野田佳彦財務副大臣は18日の記者会見で「耳に痛い話をした人が辞任を迫られるのは極めてよろしくない」と指摘。枝野幸男行政刷新相は会見で「生方さんが最近、何か問題のあることをおっしゃったとは認識していない」と語った。安住淳衆院安全保障委員長記者団に「反応が異様だ。理解に苦しむ」と批判した。

 また、渡部恒三・前最高顧問は「政治家が自由にモノを言えないなら、ヒトラーの時代に戻ったことになる。大政翼賛会戦争中だって、まだ自由にモノを言えた」小沢氏に近いベテラン議員も「生方氏の言ってることに賛同する声もあるわけだから、もっとうまく処理しないといけない」と指摘した。

 鳩山由紀夫首相は同日夜、記者団に「執行部批判はあってもいいが、それは党の中でしっかりとなされればいい話で、メディアに向かってされるのが果たして潔いのか」と高嶋氏らの判断を支持。そのうえで「今、大事なことは党としてしっかりまとまって行動することだ」と語った。

 生方氏は読売新聞記者経済評論家を経て96年に旧民主党から初当選し、現在当選4回。党内では横路孝弘衆院議長系グループに属している。

なんつーか、フランス国王ギロチンにかけたらフランス皇帝誕生しましたみたいな流れになってるな。

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