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トヨタに米国人のトップが居つかないことは有名だが、実はミドル層でも優秀な人材が離職してるという話を聞く。
給与の問題はよく言われる(日本のメーカーは米国に比べ圧倒的に給料安い)が、
どうもそれだけではない、トヨタ文化になじめないでうまくいかないケースもあるように思う。
離職して他の日系の自動車メーカーに行った人に話を聞く機会があったのだが、
彼によると、「自分以外の日本人の皆が分かってるのに自分だけ分からない」と言う状況がたびたびあるんだとか。
最初は自分が外国人だから、と思っていたが、今の日系メーカーではだいぶ違うらしい。
トヨタでは同僚に「聞く前に考えろ」とよく言われたが、「確実にやりたいなら言葉で正確に伝えるべきじゃないのか」と彼は思うのだとか。
空想だが、トヨタ本社の感覚としては伝えてるつもりでも、アメリカ人の感覚なら「伝えられて当然」の経営陣の判断やその背景が、米国本社に伝わってきてないのではないか?