被災地で何が求められるかという話
ttp://blog.livedoor.jp/nob_kodera/archives/2242495.html
昔中越地震があったときに、地元ケーブルテレビの報道支援に行ったことがあるのだけど、現地には善意でおにぎりとかいっぱい送られてくるものの、食べきれなくて捨てるしかなかったって話を思い出した。保存場所もないし、そのままでは日持ちがしないので、その日に消費しきれない分量じゃないととって置けない。それで腹でも壊したら二次災害になっちゃうので、自治体でも善意には感謝するものの、どうしようもないわけである。
しかも人口の集中する新潟市内では、結構はやくライフラインは復旧して、煮炊きにはあんまり困っていなかった。震災2日目からはコンビニや弁当屋はもう営業を再開していたというのは、あんまり報道されなかった。
僕も昔ニュースをやっていたのでわかるんだけど、「通常に戻った」というのは、ニュースバリューがない。せっかく取材するなら、ニュースで放送されたい。そう思うと、みんな復旧してないところへと向かうので、大丈夫になった地域のことは、全国ネット向けには報道されなくなるのである。