2010-01-19

小沢鳩山はなにと戦うのか

ttp://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1416596/

しかし小沢氏、鳩山氏ともに一体なにと「戦う」というのでしょう。

普通に考えれば、検察当局です。ということは司法当局と戦うというのです。


かりにも鳩山首相行政府の長です。その長が日本司法と戦うというのです。司法そのものが間違っているという前提でしょう。


小沢氏も同様です。司法の任意取調べの要請にも応じず、司法の措置はまったく間違いだと断ずるのです。小沢氏は民主党幹事長、つまりは立法府の幹部です。


こうみてくると、同じ日本国行政府立法府の代表が司法当局全体の動きを不当だとか間違いだと断定するという奇妙な構図が浮かびあがります。三権分立のなかでその二つの権力がみずから監視を受けるはずの第三の権力の行動を頭から不当だと非難するのです。


こうした鳩山小沢両氏の態度は日本司法全体の否定にもつながりかねません。司法の基盤や枠組みの否定とさえ、受け取れます。「法の統治」を踏みにじるに等しいでしょう。


司法の措置がすべて正当だとはいえないのは当然でしょう。

しかし司法の措置の枠組みまでを頭から不当だと非難することは三権分立メカニズムの否定にも等しくなります。


検察の措置がはたして不当なのか、否か。法の枠組みの中で真相を追求していくことこそ、自然な対応でしょう。であるのに、小沢鳩山政権はその法の枠組みに悪口雑言を浴びせることから

対応を開始しているのです。

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