今、わたしの身体を嫉妬の炎が焼き尽くそうとしている。
わたしは表現することに憧れている。プロになりたいと思っている。
今まではプロとアマとの境界がはっきりしていたんだと思う。
雑誌とかで発表の場を与えられているのがプロ、そうじゃないのがアマ。
プロはわたしたちの前に最初からプロとして現れる。新人賞を取ったりして。
しかし、ネット時代によってそれが崩された。
具体的に言うと「これからプロになるであろう人が成功していく姿」が見える化された。
わたしはたくさん知っている。
ブログでの活動が認められてライターデビューしたヤツ。
ウェブ小説が人気になって出版化までこぎつけたヤツ。
ネットでプロと仲良くなってそのまま業界人化したヤツ。
企業サイトにウェブ漫画の連載を始めたヤツ。
ほんとうに、ほんとうにヤツらが憎い。
ちょっと前までわたしと変わらない存在だったのに、ちょっと運が良いくらいでいい気になりやがって。
なにがいっぱしに、「雑誌掲載情報のおしらせ」だ。おまえはくだらない四コマ描いてるだけだろうが。
ツイートシェア