2009-11-21

http://anond.hatelabo.jp/20091121234108

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000042-scn-int

文化として根付いているアメリカ人寄付

アメリカ寄付が多いのは節税効果になるから、という人がいるが誤解である。先ず、半数以上のアメリカ人にとって、寄付をしようがしまいが支払う税金は変わらない。アメリカ確定申告では必要経費の控除を行う方式として、概算控除と項目別控除の2つがある。概算控除ではあらかじめ定められた金額(独身だと5,700ドル夫婦合算申告だと11,400ドルなど)が控除されるが、65%の納税者がこの方式を選択する。残りの35%の納税者が項目別控除を選択するが、所得税連邦政府税)の最高税率(超過累進税率)が35%なので、たとえ1万ドル寄付しても節税になるのは多く見積もっても3,500ドルである。6,500ドル自分の財布へは戻ってこない。かつてのように最高所得税率が70%を超えていた時代であれば戻ってくる分も多かったが、現在では半分以上が寄付者にとって本当に出て行くお金なのである。

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