■TVの今後について思うこと

TVの今後についての討論番組を見た感想など。

昨年行われたらしい、

BPO青少年委員会公開シンポジウム「"デジタルネイティブ"がテレビを変える！」

というシンポジウムをNHKでTV放送してたので見た。

http://www.bpo.gr.jp/youth/research/y_sympo09.html

個人的にテレビに対していろいろ思うところがあったところだったので興味深く見せてもらった。

内容ざっくり

・16～24歳がTVをどう見ているかのアンケート

・アンケート結果を受けての識者によるテレビのこれからについてのディスカッション

超ざっくりなディスカッションの内容は、「TV視聴時間は携帯等に時間を奪われているけど、情報発信の第一ソース、コミュニティの中心としてのTVは失われていないみたいだから頑張ろうぜ。」的な流れ。

最後に「テレビは今後変わっていくか？」のアンケート結果が「変わる」「変わらない」「どちらとも言えない」がきれいに3等分されたところで、これはTVのあり方が曲がり角であることの現れなので放送側の生き残りを模索していかなくてはいけないという締めだった。

個人的な感想

・ディスカッションの構成がテレビ側の人、教育者の人、客観的な評論家（荻上チキ氏）　といううまいバランスが取れていて見ていて気持ちよかった。

・メディアクリエイター（TV番組コンテンツ制作者）としてのTVと、居間にドンと構えられているハードとしてのTVを別けて討論されていない。

・録画メディア（HDレコーダー等）についてまったく触れられていなかった。

以下、個人的なTVへの思いなど。

僕とテレビについて

• まず自分スペック　30歳。男。IT系・マーケティング系。1年半前に結婚。
• インターネットは高校くらいから。15年くらい？
• 結婚するまではTVは全くなくてもいいと思ってた。
• 結婚、新居と同時にちょっと大きめの液晶地デジTVとHDレコーダー（以下HDR）を購入。
• 現在は在宅起床時の80%くらいテレビを見ているテレビっ子。
• インターネット大好きだけど休日には外で遊ぶし健全な方だと思ってる。

＜TVをどのように見ているのか＞

• 90%がHDRで録画されている番組を視聴。主に嫁が好きなお笑い系バラエティとドラマ、仰天ニュース、趣味の「釣り」「マウンテンバイク」などのキーワード検索録画された番組。
• 地デジ→HDRの録画は画質にまったく不満が無く、さらにCMスキップが容易なため手放せない。
• たまにリアルタイムで番組視聴中に素でリモコン持って早送りしようとしてたりする。（そんぐらい録画が高画質!!）
• 上のディスカッションの中にもあったけど、嫁との時間の共有のため、お笑いやドラマを見ている部分は否めない。
• ほんとはもっとドキュメンタリーとか見たいけど、ちょっとでも小難しそうなのを見てるとすごい不機嫌になられる。
• 朝はフラットな情報を得たいのでNHK見てる。嫁が起きると”スッキリ！”に変えられる。（NHKの受信料払ってますよ！）
• 今のTVの見方はほとんどオンデマンド的な見方だと思う。
• ほとんど好きな番組だけしか見ないので、それ以外の情報がテレビから得られない
• たとえば流行の音楽なんかはまったく疎くなった。
• 時間は有限なので、コンテンツがありすぎても消費しきれない。
• さらに専門的な番組を追うためにスカパーに入りたいけど上の理由から見切れない&経済的に見送ってる。

個人の感想と締め

• 情報獲得、時間共有ツールとしてのTVは必要。
• コンテンツクリエイターとしての放送は必要。
• リアルタイム性は番組の性質によっては重要でない。
• CMはスキップしまくりなので、このままHDRが普及すれば商業的にまずいことは明白。
• オンデマンドというか、インターネット的な視聴方法はこれからもっと広がると思う。
  • 番組名録画→ブックマーク的録画視聴
  • キーワード検索録画→キーワード検索
• 番組制作側はもっとSEO的な発想を持って番組情報をデータとして持たせた方がよい。
• はてブ的な録画方法あればいいのに。
• この番組を見てる人はこんな番組を見ています。みたいのもあったらいいのに。

というわけで、HDRはすごい便利なので持ってない人は損してるかもしれないですよ！

でも逆に見る番組が偏ってる僕の方が損してるかもしれない。

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