http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091030/1256911673
ネオリベのインセンティブって、個人の欲望の全面的肯定だと思っていたんで、「遠慮することは無いですよ。合理的に考えれば日本に留まる意味は無いでしょ?」と教えてあげたんですけど、なぜか反発を喰らっております。恩を仇で返された!
それにしても、皆様日本を愛されているようで、愛国者だらけの日本。未来は明るいですね。これで一安心。所得税の累進化を進めても大丈夫。バンバン金持ちから税金を頂きましょう。なにせ、日本国を愛される皆様ですもの、まさか税金を上げたくらいで「日本脱出!」などとは仰いますまい。
あおりにマジレスするのも野暮だが、多くの日本の金持ちは外国に行くより日本でいるほうが稼ぎやすいだろうから、外国に行くのは合理的とはいえないわけで、現行の税制で脱出しないから、もっとあげても大丈夫ってのは詭弁だろう。多少あげても日本にとどまるほうが得だろうけど、その場合でも再配分強化に反対するほうが合理的なはず。酷使様とネオリベ支持の金持ちも支持層は別だろうし、そもそも竹中ですら無政府を目指してたわけでもなく市場原理主義を名乗ってたわけでもなく、政権中枢でやったメインテーマの不良債権処理では思いっきり民間に介入しまくってたわけでネオリベ市場原理主義批判って藁人形論法の場合がほとんど。自分の故郷や日本の文化を愛する事と日本国政府という組織(およびそれに寄生する連中)を愛することも別なんだが、こういう論調を支持する人たちはそのあたりの区別をしない事も反対派に一方的にレッテル貼って追い出したがる事もネトウヨそっくりなんだよなあ。それでいてなぜかネトウヨにも批判的だったりするわけで共産党と社民党が仲悪いみたいな左翼の内ゲバのネトウヨ版なんだろうかねえ。そろそろ左右の対立軸を設定するのはやめてローカル派とグローバル派で分けたほうがいいように思う。