もう一度人生をやり直せるなら・・・・
今度はもっと間違えないようにしよう。
もっと神経を研ぎ澄ませて、もっと注意深くしよう。
絶対にこんな愚かな人間ではなく、もっと、もっと完璧な人間になろう。
この世には、実際、これほど真剣に思い煩うことが殆どなのだ。
もっと真面目になろう、もっと穏やかに、もっと衛生に行きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
すこしアイスクリームを食べ、すこしお酒を飲み、たくさん豆を食べるようにしよう。
もっとこれから起こりうる本当の厄介ごとを抱え込み、目の前の厄介ごとに囚われないようにしよう。
もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
もう一度人生をやり直せるなら・・・・
だが、見ての通り、私は今生ではもうやり直しがきかない。
私たちは人生をあまりに寛容に考えすぎていないか?
自分に甘く、他人の目を気にしないで、起こりえる未来に思いを馳せず、準備もせず、怠惰な生活を送って・・・・
もっと実直にしよう、もっとシンプルに生きよう、いろんなリスクに備えて、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
http://blog.apecell.com/2009/11/02/id/74 の改変です。
ドラッカーは糖尿病とアル中になった2度目の人生の終わりに、こう思うのかもしれません。
内容は正反対ではないですが、ある程度逆にしてあります。