2009-10-24

中国は年間500億ドル相当の知的財産アメリカから盗んでいる

議会諮問委員会が報告書で指摘。サイバースパイ能力を拡大中

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「明らかに中国政府に支援されたサイバースパイどもがアメリカ企業から知的財産を盗み出し、その被害は年間400-500億ドルに達する」とする報告を米議会の諮問委員会がまとめた。

ウォールストリートジャーナル10月22日付け)に依れば、「議会諮問委員会2000年に設立され、防衛関係OBなど専門家組織されており、調査には防衛企業大手ノースロップ・グラマン社などが協力した」。

中国人サイバースパイ・チームは米国大学コンピュータを利用して、アメリカ企業軍事産業リストから顧客リスト、さらにはラボラトリー大学研究室シンクタンクデータのみならず、インターネットリンクにもアクセスし、片っ端から貴重な情報データファイルを盗み出していると報告している。

「とりわけ被害が目立つのが米国を代表する防衛産業である」と専門家ラリー・ウォルツが指摘している(同ウォールストリートジャーナル)。

在米中国大使館スポークスマンは、「その報告は虚偽であり、まるで冷戦時代のメンタリティで書かれている」と容疑を否定した。

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

    平成21年(2009年)10月24日(土曜日)貳

        通巻2750号 

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