2009-09-11

サマーウォーズみる友愛の気持ち悪さ

この映画を見たとき、

「テンポが良くて解りやすくて面白いのは解るんだけど、何か気持ち悪いなぁ…」

というのが正直な感想だった。

http://www.asahi.com/politics/update/0909/TKY200909090396.html

しかし、鳩山氏のコメントを見て何が気持ち悪いのかはっきりした。

私の感じた違和感、それは「根拠のない友愛」だ。

AI相手にコンピュータによって制御されているゲームの中にもかかわらず、

家族の力をあわせて頑張れば勝てる」という何の根拠もない謂わば根性論があちらこちらに散在している。

OZが頑健であるならば、アカウントが乗っ取られたとしても生活基盤となるインフラは崩さないようにシステムは構築されるべきである。

乗っ取ったAIも、人間の脳でしかも暗算で解読できるような暗号を使って人間を揺さぶるのはおかしい。

AIに勝負を挑む際、あれほど巨大なコンピュータが必要であった意味も理解できない。

物語のすべてが各個人の思いつきで、そして根拠なく、雰囲気だけで進んでいく。

本来必要である問題を解決するための方略戦略がまったく存在していない。

まさにこの映画現在民主党そのものではないか。

キレイゴトを並べてそれに対する方略については一切頭をめぐらせていない。

力押しで愛を描けば良いってもんじゃない

フィクションとして映画を鑑賞するのは楽しい

だが、どうだろう?

1億の日本人の今後を彼らに任せるのは凄く不安だ。

公約を実現する見通しが立たなかった際は一刻も早い解散総選挙を望む。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん