2009-07-08

http://anond.hatelabo.jp/20090708015346

増田努力が報われなかったと言うが、そもそも努力の仕方を間違っている。

投資には元手が要る。その元手はどうやって得るのか?元手を得るには収入を増やすか、出費を減らすかだ。(借りるとかもらうという選択肢もあるがそれはこの際除外する。)

まず収入増を狙う場合。結論から言ってしまえば、増田サラリーマンを辞めて投資に専念する時間資金的余裕がないなら、今の段階では、サラリーマンとしての能力を磨くことでしか収入は増やせない。サラリーマンってのは、生活の大部分の時間仕事場で過ごしてる。一方、短期投資で勝つような人は、たいてい生活の時間の大部分を投資に費やして生業にしている。どうしてサラリーマンやりながら片手間で投資する人が短期投資プロに勝てると思う?デイトレードのような短期投資においては、投資のための情報や機会を逃さないという点でも、投資経験値を稼ぐという点でも投資に費やす時間がないことはとりわけ不利だ。

次に出費を減らす場合。サラリーマンとしての能力を磨くのもイヤなら、お金を貯めるには出費を減らすしかない。これは誰でも出来る。

今の増田収入を増やすのもイヤ、出費を減らすのもイヤ。当然ながら投資の元手は増えない。投資の元手がないなら投資は出来ない。でも投資で儲けたい。嫁じゃなくてもダダこねてんじゃねーよと思うよ。


まずは仕事で成績あげるか、出費を削る算段をせにゃ。それで元手が出来て初めてその金をどの投資に回そうかという話になる。

で、仮に増田仕事節約を頑張って500万くらいは元手を確保できたとする。サラリーマン投資対象としてデイトレードのような短期投資鬼門だ。理由は最初に説明したとおりだ。サラリーマン相場に付きっ切りになる時間がない。

サラリーマン向きなのは不動産投資とか、株式投資でも長期投資だ。きちんと勉強して、よい投資対象を選び、ポートフォリオを組んである程度リスクを分散させた上で、投資した対象価値が高まるのを何年もかけてじっくり待つ。価値が上がり続けるなら売る必要さえない。ずっと持ち続ければいい。こういうスタイルなら、はじめに集中的に勉強する時間こそ必要だが、投資そのものに毎日湯水のごとく時間を費やす必要がない。

株式の長期投資に関しては、その勉強自体が仕事の役に立つという点でとくにおすすめだ。長期投資では、その会社が長期的に見て成長する会社であるかどうかを見極めることが大切だ。すると、最低限の努力として、その会社財務諸表を読む必要が出てくる。財務諸表には会社現在経営成績と、将来その企業がどのように舵きりしていくつもりなのかが記されているからだ。

自分会社、取引先の企業ライバル企業財務諸表を読めれば、その企業の現状、打ち手、将来性などが分かり、仕事に役立てることが出来る。財務諸表を読むためには主に財務会計の知識が必要になる。深く分析するには、簿記管理会計ファイナンスの知識も必要だ。これらの知識・スキルは極めればそれ自体を仕事にすることもできる。


増田が今からすべきは、まず節約の癖をつけること。給料天引き貯金することからはじめよう。同時に、仕事の成績をあげる努力をしよう。それと、資産形成、財務会計管理会計の簡単な本を買ってきて勉強を始めよう。管理会計については、「人事屋が書いた経理の本」、財務会計については、「あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編」がおすすめだ。資産形成については、「投資戦略の発想法」がいい。読む順番もたぶんこの順がラクなはず。読むときは重要箇所に線を引き、読み終わったら線を引いたところを必ずノートパソコンにまとめる。この勉強には今までの学歴なんて関係ない。中学生の読解力と小学生の四則計算力があれば実行可能だ。これができれば、仕事の視界も投資に関する視界も急速に開けてくる。次に学ぶべきことも見当がつくようになる。

眠い頭で書いたからなんか支離滅裂な部分があるかもしれんが参考まで。

記事への反応 -
  • 今日、諸事情で株取引をやめた。 ブログもやってたんだけど、だれも見ていなくてさびしいwので、 ブログ終了の日記をここでさらしてみる。 要は愚痴なので、気分を下げたくない方...

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