2009-06-20

エイズ(HIV)検査受けてきた

HIV感染ノイローゼになってしまいしばらく苦しんだのでレポート

基礎知識

HIVには1型と2型があります。日本国内では2型はほとんど症例なし。

感染からウイルス検出可能になるまで時間がかかります(ウィンドウピリオド)

ウィンドウピリオド検査の種類によって違う。

  1型→NAT検査(高い・実施施設少ない)で11日(検査は11日目で可能だが結果出るまで1週間)

     抗体抗原検査(保健所無料が多い)の場合、8週間(東京の場合。地方で古い検査してる所は12週らしい)

  2型→12週間

自分の経過

5月下旬:不安行為をしてしまう。ぶっちゃけ風俗です。その時点では特にHIVのことは考えなかった。

 

3日目:何となく不安を覚えてHIVについて調べてみる。感染初期症状として発熱や発疹、下痢が起こりうることを知る。

    ちょうどそのときにお腹に謎の発疹が出来ており、完全にパニックに。すぐにでも検査を受けに行きたかったが

    ウィンドウピリオドのため11日目まで検査を受けられない。この精神状況で1週間耐えるなんてと絶望的な気持ちに。

  

4-7日目:精神状態最悪期。感染していたら家族にどう話せばいいのか分からない。家族笑顔を見るだけで胸が苦しくなる。

     同時にWEBHIVについて調べまくる。仕事なんて全然手に付かない。

  

8-11日目:調べていくうちに自分の行為では感染リスクはかなり低いことが分かって、かなり気持ちが落ち着いてくる。

      NAT検査は高いし(15,000円くらい)、2ヵ月後に保健所検査受ければいいかなーと思い始める

 

12日目:原因不明の下痢と発熱。パニック再発動。今思い返すと感染ノイローゼストレスで腸がやられたんだと思うが、

    この時はマジで感染を覚悟した。本当に死のうと思った。

 

13日目:NAT検査を受ける。5ccの採血だけで5分で終了。結果は1週間後。

 

14-19日目:家に居るとどうしてもHIVのことを考えてしまう。捗りはしなかったけどなるべく遅くまで仕事をして

      帰ったら即効寝て、少しでも一日が短く感じるよう、少しでも早く結果日が来るよう、それだけを考えていた。

      下痢は止まらず。

 

20日目:結果が出るのは夜20時。電話で結果を聞くことになっていたが、もし陽性だった場合一人で耐え切れる自身が無かったので

    病院の前で電話した。陽性だったらすぐ駆け込んで今後の治療について質問しようと思っていた。

    病院に着くまでの電車の中での僕は、本当にひどい顔をしていたと思う。10分前から緊張で吐き気が襲ってきた。

    結果は陰性。身体から力が抜けて座り込んでしまった。一応来院して医者から話を聞く。

    「この検査結果は1型についてはほぼ間違いない。最後に仕上げとして12週後の検査を受けて下さい」と言われる。

 

今(23日目):2型の症例は本当に少ないようなので、とりあえず精神は落ち着いている。

感想

これはキツイ。今までの人生でもっとも精神的にタフな3週間だった。仕事プレッシャーなんてこれに比べたらうんこだ。

そしてちょっぴり人生観が変わったと思う。新しい命をもらった気持ちで人生を有効に使おうと今は思っている。

いつまで続くかは分からんけど。みんなも将来のパートナー感染さないために、検査受けとけよー!以上。

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