2009-06-09

ロシアパラジウム硬貨(コイン)発行を連邦議会で議論中

中国人民元ハードカレンシー計画を横に見ながら。

世界一信用のある貨幣は言うまでもないが「金貨」である。

金貨を発行しているのはカナダ南ア、豪、オーストリアなど。世界的なベストセラー南アクルーガーランド金貨だったが、アパルトヘイト政策時代に西側の制裁を受けて、以後、カナダ政府メイプルリーフ金貨が一位になった。

中国パンダ金貨を記念コインとして発行し、日本も、ときに記念コインを出すが、偽物を作られた。発行金額と金の含有に差がありすぎて市場価値の落差を国際的マフィアが目をつけたからである。

さてロシア議会ではボリス・グリズロフ議長が、サンクト・ペテルブルグで開催された経済フォーラムに出席した折に「世界市場パラジウムロシア通貨を提示してみたい。実現すればツアー時代のゴールド金貨のように強い通貨として輝くだろう」(英文プラウダ、6月8日付け)。

http://english.pravda.ru/business/finance/05-06-2009/107730-ruble_palladium-0

ロシア銀行家のなかには「希少なメタルで出来たコインは世界市場で歓迎される上、インフレ予防に役立つ。ロシアがまったく発行しないとは考えられない」という。

しかしロシア議会には疑問視する声もあがっている。

「猛烈なインフレの時は金貨やプラチナ硬貨は役に立つものの、一時的発行などでは退蔵されるのがオチである」。

▲それにしても何故パラジウム

パラジウムは錆びない銀色希少金属で1803年に発見された、プラチナ属の金属で、インジウム、ロジウムなどとともにレアメタルだが、プラチナより融点が低い。

たとえばK18金ではゴールド75%、銀15%、パラジウム10%で成り立つ。プラチナ合金ではプラチナ90%、パラジウム10%、ほかに眼鏡フレーム歯科医療器具、メッキ液などに広く用いられ、コインとしても500円硬貨くらいなら勝ちはあるかもしれない。

ロシアがなぜ、しかもこのタイミングパラジウム硬貨などを言い出したのか、背景がよく分からないのである。

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