「1970年代の始め、マクスウェル・モールツという美容整形外科医はある事実に気づいた。整形手術で外見が変わると、患者は驚くほど自信を深めることが多く、人格が一変することさえある。その一方、容姿が見違えるように良くなっても精神面で全く恩恵に預かれない人もいた。
モールスはこう結論づけた。整形で患者の外見を矯正しても、患者の内なるセルフ・イメージが貧弱な時、つまり彼に言わせれば「内面に傷があるとき」は効果が出ないのだ。
そこで、このような患者に簡単なイメージ・トレーニングを教えると、セルフ・イメージが劇的に変化した。驚いたことに、そしてまたうれしいことに、これが実際の整形手術と同じくらい、いやそれ以上に効果を上げたのだ。
ネガティブなセルフ・イメージを持つ患者に、理想の自分の姿を繰り返し思い描くよう教えると、わずか数日のうちに患者は以前より幸せで心安らかになった」(ポール・マッケンナ著「7日間で人生を変えよう」より)
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