彼女と別れてもうすぐ2ヶ月。
負け惜しみかもしれないが、ほんとに別れてよかったと思う。あんなわがままで不安定な女を抱えつづけるのは苦痛だったろうし、世界狭い女だからそのうちつまんねーって思っちゃったろう。また、現実的にも場所の問題とかいろいろ制約が多すぎる。いろいろ選択肢があるなかで彼女ルートを選んでシナリオを進めてみたが、エンディングまでいかなくてよかった。バッドエンド万歳だ。いや、あるとき彼女ルートを選んでしまった時点で、本来選ぶことができるはずだった選択肢と、CG・テキストを見逃しちゃってるんだけど(ということを最近えらく痛感。損したー。エロゲーと違って、同じ時間をもう一度やり直すことはできない。)、これからだ。まだまだ終わらない。
でも、初めてあってからずっと、絶対この子しかない、これまでの自分のすべてはこの子と会うためだったのだ、とか真剣に思っていたんだよなあ。思い返すと、公式には一目ぼれということにしているけど、最初はちょっとかわいいなと思っただけで、超軽いノリで好きとかいってたけど、自分の中でそれを信仰に無理矢理変換するプロセスがあったように思う。信仰は一度できてしまえばあとは簡単、自己増幅のサイクルにのせていくだけだ。なんでそんなことをしたのか? 直前の危機が次の危機を準備する。躊躇がつねにまとわりつく自分を脱するため、自覚的に、彼女に対し一直線に気持ちを向けることを選んだのだと思う。決断主義というのかなんというのか。
その根拠なき確信をそのまま貫いていくこともできたし、もし状況が許せば、そのままずっと人生を過ごすこともできただろう。そして、それなりに幸せだったはずだ。それしか見えていなければ、それがすべてだから。
しかし終わってしまったものは終わってしまった。次こそは、いい恋がしたい。