2009-04-28

自称「保守政治家

保守政治家と自称「保守政治家」の違いについて、諸君5月号での櫻田淳の発言を上杉隆引用検討していた。

櫻田

私がイメージする保守政治家とは、複雑に変転する現実予測不可能な未来を前にして、常に国民幸福の総和が最大限になるよう、臨機応変に政策を打ち出す人々のことです。しかし、最近保守を自称する政治家たちの言動を観察していると、彼らは「政治活動家」ではないかと思うことがあります。「政治活動家」とは、自分の頭の中に思い描いたビジョン現実のほうを合わせようという行動原理の持ち主で、共産主義者がその典型例です。「北朝鮮交渉する政治家売国奴云々」といった狭溢な視座しか持てず、自ずと選択肢を狭めてしまう。また、自分政治信条と少しでも違うところのある者を排除してしまう。安倍氏が自分と近しい者ばかりを集めて「お友達内閣」を形成したのは、その好例でしょう。これではイデオロギー先行型の左翼活動家とたいして変わらない。本来の保守政治家はもっとフレキシブルであるべきで、いざとなれば社民党と話ができるぐらいの腹がなければなりません

http://diamond.jp/series/uesugi/10075/?page=3

ネット右翼も自称「保守政治家」の行動原理とまた同じ。彼らが似非保守と呼ばれるわけもよくわかった。

  • 諸君6月号(最終号) 阿川尚之さんが最近の『諸君!』に違和感を覚えていて、その理由として こんな風に書いているのです。(P183) 私にとって「保守」とは、ものごとがうまく...

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