2009-03-27

補記:そろそろ WBC について一言いっとくか

http://anond.hatelabo.jp/20090326120258

 

コメント欄で一部勘違いしている方がいますが、

サッカーでも議論がありましたが、マリーシアってのは、

隠し球とか、捕球時のミット動かしのような誰が見てもわかるような、

ずるい行為だけじゃないですよ。

 

捕手は体の近くで捕球してミットを審判から見えないようにしたりとか、

セカンドランナーの手の位置が微妙に違うとか、

(そもそもセカンドにランナーがいるときは捕手サインは変わる)

セカンド、ショート外野に球種を伝えているとか、

観客からは見えないところで、情報戦が行われているわけですよ。

サッカーでも「オフ・ザ・ボール」というでしょう?

団体競技は基本的にそうでしょう?

力と力のぶつかり合いといった目に見える要素以外の

情報戦のような戦いがあるんですよ。

 

野球の場合は、一球一球ごとに状況がぶつ切りになるし、

確率論に支配される場面が多いので、

他の競技に比べて、情報が有効に使えるだけであって、

情報戦が必要なのは

サッカーラグビーだって同じだと思う。

ただ、野球の場合はアマチュア野球歴史でもって、

そういった知恵継承が行われているし、

観客側の野球リテラシーも高い。

その意味では、高校野球は、ブラックなところがたくさんあるけど、

日本球界に一番貢献していると思う。

 

で、高校野球の話ついでで、なんだけど、

アマ野球愛好家としては一つ話題を提供したい。

 

今の野球界で問題になっているのは、

15才以下の競技人口サッカーに抜かれたことなんだ。

これは野球が長時間競技であるのが原因だと思っている。

野球は平気で土日を丸々潰す。

確かにトップレベルの子は、どの競技でも長時間の練習をしているけど、

野球に関して言えば、一通りの練習をしようと思ったら、

一日潰れることになる。

拘束時間のわりに暇な競技なのだ。

 

時間競技である野球は、

テレビ視聴でも避けられてきているし、

何より少年スポーツに関しては、

親がこれを忌避する傾向がある。

勉強する時間がなくなるからだ。

野球にはお金がかかるという話もあるが、

競技人口が少なくなっているのは、

拘束時間の影響が大きいと私は考えている。

記事への反応 -
  • 全試合観てないから、一部だけだけど。 気になった点だけ書くよ。   (1)キム・グァンヒョンのスライダーはリリースで分かる 5試合あった日韓戦の第1戦の韓国の先発は、 若手...

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