2009-03-13

とらドラ!は告白を重視しているな

告白できない高須がいて、大河の暴走を抑えるためとはいえ第一話で告白できない自分を卑下し、第二話で北村に告白した大河を「お前はすごいよ」と心の中で本当に賞賛している。

北村をこの手のラブコメに必要な鈍感男と位置づけてもいいとは思うが、

と区別してみると、ちょっと面白い。告白には勇気がいる。告白には日常がひっくり返ることを覚悟する巨大な力が必要だといっているようでもある。告白の怖さをよく描けている。その恐ろしさに立ち向かえないなら、安全を確かめながら仲良しを積み上げていって恋人になるしかない。そのくらい察してやれという奈々子の気持ちも分かるが、ある意味この作品の中では告白は異常者がやることでもあるんだよ。異常者の世界に突き抜けてしまった北村にあまり繊細なものを求めないでやってくれ、みんな。

23話まで見て、高須の気持ちを知っているくせに最後まで告白を許さず、それどころか「うそつき」と面罵するみのりんが印象的だった。高須は可哀想だな。俺は高須みのりんへの恋は高須が告白した上で謝って、大河に告白に行くのかと思っていた。

http://anond.hatelabo.jp/20090301191631

記事への反応 -
  • 木原が北村のことを好きなのは分かりますが、告白したわけでもないのに 「ほとんど暴力」とまで言われ、仕舞いには泣き出されてしまったわけですが そこで北村が悪者として扱われる...

    • 告白できない高須がいて、大河の暴走を抑えるためとはいえ第一話で告白できない自分を卑下し、第二話で北村に告白した大河を「お前はすごいよ」と心の中で本当に賞賛している。 北...

      • 大河の告白を受けた時、ほんとは竜児が好きだってことを見抜いているし、23話で大河の逃げ道を塞いだところを見ても、北村が鈍感男とは思えないが。 お前もだろってな感じもあるけ...

        • そういう深読みも出来るんだけどさ、この小説ってそういう楽しみ方をするものなのか。こけつまろびつの不器用な青春を愛でる小説だと思っているのだが。 全能者も全鈍感者もいない...

      • とらドラに限らずオタ向け作品は告白が重要視されている。 普通の人にとっては告白なんてスタートラインにすぎず、その後に恋愛をどう続けていくかの方が難しい問題なので、告白...

      • 書き足し: うそつきといえば、みのりも嘘つきなんだよな。高須の気持ち知ってるくせに。高須のこと好きなくせに。亜美は修学旅行中にその点を激しく揶揄したし、高須には遠まわし...

    • これだけ、好きだって態度で表しているんだから、さとって、少しは優しくしてよ。 って事。 当然、途中で興味が無くなったら、えー、好きだなんて言ってないしと逃げる。 ようする...

    • 女は心理の読みあいを、男は言葉のやり取りを重んじる。 女からすれば、 「分かってるくせに分からない振りしてサイテー」 あるいは 「女の子の気持ちに分かろうとしない男ってサイ...

    • 北村はどう考えても木原の好意をわかっていながらスルーしているよ 態度で すみれ>>みのり、大河、あーみん>>北村 を表している。 まさか告白されてもいないのに「お前に興味...

      • 俺は木原に関しては能登を見ているほうが楽しいな。 タイガーは「意識しているうちに好きになるなんて、良くあることよ」と生々しい実体験を元に突き放しているし、能登もそう思っ...

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