ろくに彼の小説を読んでないくせに、村上春樹は政治的な関与が嫌だいやだと小説の中でいっているのだと、思い込んでいて、
読者に、何かことがあるたびに、「あいつら、せーじてきな発言や行動しててヤーネ、」と思わせようとしているのだと思っていた。
さらにいえば、今、なにかことがあるたびに、「お前、せーじてき、せーじてき」といって批判する風潮は彼の作り出した巨大な思想的流れの帰結だと思っていた。
しかし、今回のエルサレム賞受賞とそこでのスピーチをみて、なにか彼に対して根本的な誤解をしていたのではないか、と考えた。
ちょっと村上春樹の本を買いに行ってくる。
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