http://anond.hatelabo.jp/20090212002102
「子どもを産んで育てること」が女の幸せだと思う女が、子を産み育てる。そして、そういう女の遺伝子だけが、後世に残っていく。「子どもを産んで育てることが女の幸せだと思う」女を選んだ男は、自分の子どもを残す。そして、そういう男の遺伝子だけが、後世に残っていく。そうしてできた社会では、女の幸せは「子どもを産み育てる」ことだ。それが女の幸せだと思う男女しかいないんだから。
社会から認められたい、自分の仕事を評価されたいと願うのも、人間が社会を構成する生き物として進化してきたからだ。大昔には、そういう指向を持つ個体だけが集団を形成して生き残り、そうでなければ孤立して野垂れ死んでいったのだ。
自然淘汰によって gene と meme が洗練された結果として、女は子どもを産み育て、家庭経営を第一の任務とすることを指向する社会ができてきたのだ。
それぞれの人の意志は、遺伝や社会情勢のほかに、様々な経験を通してかたち作られる。淘汰圧とは何の関係も持たない。だから、増田の気持ちと今の社会一般の価値観が一致しなくても何の不思議も無い。ようは増田自身の評価の問題だ。
「女は子どもを産み育て、家庭経営を第一の任務とすることを指向する社会」と言うのは日本では精々ここ数十年の話。 geneとmeme云々という話をするにしては短すぎるんじゃないかと。