コーチカーターっていう映画について何度目かわからないけど思い入れを書く。
きっかけはサントラだったわけで(音楽に関しちゃかなり豪華だった。)
大筋はスラムダンク的な青春スポ根なんだけど、話の山は青春時代の「今」よりも「将来」を考えないとダメだっていうお説教。
辛い練習に耐えて、衝突を乗り越えて、落ちこぼれチームが連戦連勝するのさ。
でも、主人公のカーターコーチが選手たちの学業不振を見つける。
実は就任時の選手たちとの約束の中に、成績を一定以上に保つっていう項目があった。
その他にもコートでは敬意を表するとか、ネクタイを着用するとか、授業は一番前でに座るとかいろいろあった。
まあとにかくとして、約束を守れなかったということに怒ったコーチは体育館閉鎖という強硬手段に出る。
「あの子たちには、今が一番輝いている時期なの!あの子達からバスケを奪わないで!」
っていう保護者の一人。
実にスポ根的。
「今が一番輝いてる?それがおかしい。彼らはこれからも、ずっと輝かないといけない!バスケで奨学金を取れば大学に行けるだけの学業成績を取らないとダメだ!」
「大学進学どころか高校中退者だらけ、ろくに仕事はないし、いずれドラッグに手を染めて刑務所行きがお決まりのコースだ。この街の黒人の実際三人に一人は刑務所に行ってる。その連鎖を断ち切らなくちゃダメなんだ!」
このカーター自身もバスケの奨学金で大学に行って、故郷のリッチモンドでスポーツ用品店経営でそこそこの財を成してる。
バスケだけじゃなくて、貧困から抜け出すノウハウを教えたいっていうことだった。
でも誰もわかってもらえず、結局体育館封鎖は解除。
だけども、体育館に入ってみると選手が体育館に机並べて勉強してるの。
チームは勝ち進み、メンバーのほとんどは大学進学に成功、大学からバスケでプロを目指すものや医者や弁護士を輩出して、後輩たちにも学業でもスポーツでもいい成績を残して貧困から脱出するという思想が伝わりましたとさ。
っていう実話のお話。
えーと、いいたいことはですね。
人生よりもこの一瞬が大事、なんていう輩は死ねばいいのに。っていうこと。
そういう選手を、いや、この先人生長いんだからっていうふうに諫めるのが指導者としてのあり方なんじゃないかと。
シュワルツネッガーみたいに政治家になったり(ああ、猪木がいるか)、チャックウィルソンみたいに起業家として一流だったり(花田勝のちゃんこ屋も一応成功か)、いないことはないけど日本じゃスポーツ畑から出た人たちはあまり大成していないような。
能力的な問題ではなくて、生きていく必死さがないような感じが。
本人に会ったことないからそんなことを言うのは失礼だけども。
面白そうだね。今度DVSを借りてみるよ。
増田の文章を読んだだけで少し感動してしまった 実際に映画もみてみたい
http://anond.hatelabo.jp/20090208125109 ↑こういうふうに貧困から抜け出すために大学! っていうのが本来のあり方なんじゃないかなって思う。
本来のあり方は 学問を学ぶためのところだ http://anond.hatelabo.jp/20090228013227