2009-01-12

埋まらない何かを求めて、怠惰非コミュからの脱出

吐き出すように書いた前エントリーでしたが、共感違和感嫌悪感など、

なんらかの感情を抱いていただいたようで、ありがとうございます。

 

好みの女の身体は数万円で買えるが、それでも埋まらない何かがある。

http://anond.hatelabo.jp/20090111011013

 

その前向きな(つもりの)続編です。

再生物語というにはまだまだ早い、悔悟録とダメ人間決意表明のようなものです。

本当に自己満足的なものですが、ここに書き残しておきます。 

 

 

性的な満足は、風俗で十分に得ている。

それでも、これほどまでに満たされない原因は何か。

そう考えて、やはり本当は自分も人とのふれ合い、濃密な人間関係

人一倍強く求めているんじゃないかと気付いた。

 

大学卒業以来、人間関係にほとんど時間も労力も頭も費やして来なかった。

完全に受け身で、交友関係の大半を放置していたから、どこに顔を出しても

「久しぶり!」と声がかかる。

たまに気が向いた友人・知人からの誘いに応えるだけの交友関係で、

自分からは全く連絡も遊びの誘いもしない。

電話帳には多くの友人が載っているが、気軽に今すぐ飲みに誘える友人は一人もいない。

 

卒業後、人間関係は猛烈に希薄になって行った。でも、それで寂しいとは思わなかった。

それはたぶん、知らず知らずのうちに前妻にコミュニケーション欲求の大半を

依存していたからだ。

そして別れる前の1,2年は、彼女とのコミュニケーションさえも惰性になっていた。

それでも期待度の低い俺自身は満足していた。満足していなかったのは彼女だ。

 

彼女離婚した今、俺はコミュニケーションにおいて、自立しないといけないのだろう。

希薄人間関係しか築けないことこそが「非コミュ」である所以であり、満たされない

ことの一番の理由なんだと思った。

 

 

自分には、実現したいある夢があって、学生時代からそのために数人の仲間と

結構な時間を割きつつ生きて来た。

だから就職しても、恋愛も友人も仕事も二の次という感覚だった。

正直、仕事中に内職をしてたりした。そりゃ、出世しないよな。

その夢はまだ実現出来ていないが、ずっと協力している仲間もいるし、

少しづつ実現へと向かいつつある。

(※彼らとのやり取りは頻繁にあるが、一緒に遊んだりはしない)

ただし、成功する確率は低いし、正直まだ趣味レベルでしかない。

 

と言っても物凄く怠惰性格なので、夢の活動で何か挫折するたびに

趣味快楽に走り、活動に飽きるたびにゲームネットに逃げていた。

気が散って効率の悪い仕事から遅く帰り、夢のための作業に取りかかり、

途中で飽きてネットゲームに走る。そして深夜から明け方に眠る。

妻がいながら、そんな生活を毎日のように繰り返していた。

 

いつしか、その「夢」は、仕事に本腰が入らず、友人関係希薄なことを

正当化する便利な言い訳になってしまっていた。

夢がまだ実現出来ないのは仕事が忙しいせい、仕事出世しないのは、

夢の活動に力を入れているせい、とそれぞれを言い訳にしてしまっていた。

正直、最悪だ。

 

そんなダメ人間犠牲になって耐えて来たのが前妻だったわけだ。

彼女は集中力と責任感が強く、仕事が出来る人だった。

だから、給料もかなり高い水準に達していた。料理も上手だった。

そんな彼女が、俺と一緒にいる理由が、正直言って自分でもわからなくなっていた。

 

確かに、昔の自分はもっと自信に満ちていて、様々な活動や交友関係にも積極的で、

自分の周りにはいつも優秀で魅力的な友人達が集まって来ていた。

彼女と知り合ったのも、そんな絶頂期の頃だ。

社会人の先輩として彼女仕事の相談にも毎晩のように乗ったりしていた。

 

それから数年、俺だけが何も成し遂げず、だらだらと時間を過ごしている。

たぶん、俺は足踏みをしている間に、前妻を含む色んな人に追い越されて

行ってしまったんだと思う。

当時の友人達の輝かしい、本当に輝かしい報告をメディアネット上で多く目にする。

かつては彼女も、俺がそんなステージにいずれ立つ人間だと思っていたはずだし、

俺自身もそう信じて進んでいた。

ただ、自分が人一倍怠惰なのは自覚していたから、正直不安だった。

そして未だに結果は出ず、前妻も浮気をして逃げて行った。

そして離婚して、本当に色々な面で彼女が支えになってくれていたことに気付いた。

浮気という事実があったため素直になれず、最後まで感謝の気持ちは伝えられなかった。 

それまでにも伝える機会はたくさんあったのに、もう二度と伝えられなくなってしまった。

 

しかし、時はもう戻らない。

大事な支えを自ら手放し、一時の快楽に溺れ、埋まらない心の闇を

抱えて迷走している俺がいる。

 

 

これから、どうすればいいんだろうか。

自分でも驚くくらい、くだらない結論を書く。

 

 

ネットゲームを辞めて、交友関係時間を割かない限り、俺に未来は無い」

 

 

もちろん、辞めたらすぐに明るい未来が来るとかそういう単純なものではない。

あくまでもスタート地点だ。だが、今はそこにすら立ててないのだ。

 

空き時間の使い方や、気分転換の方法を、コミュニケーション重視に変える。

快感を得るための一方通行の娯楽を辞めて、コミュニケーションを娯楽として

楽しむように自分を変えて行くのだ。

一番簡単なのは、社会人サークルネットコミュニティなどに入ること。

それならば、受け身な俺でもスタート出来る。

あとは、人間関係を維持するための行動を、日常生活の習慣として組み込むことだ。

メール電話は内容じゃなくて回数を重視する。それを習慣にしてしまうのだ。

 

 

自分は、受け身の人間だ。そして、とても怠惰人間だ。

やりたいことに突っ走る時のパワーは、それなりに評価されるが、持続性が無い。

 

だから、この決意もどれだけ続くか、全く自信がない。

過去に、似たような決意を何度も繰り返して来たからだ。

まあ、でもやるしかないんだろうな。

ネットゲーム風俗だけを歓びの糧として生涯を生きていくのは、たぶん俺には出来ない。

恋人を作るより前に、まずは腹を割って話せる、気軽に飲みに行ける友人が必要だ。

 

ネットゲームをしないことに加え、早寝早起きも大事かもしれない。

この2つを持続させる方法を考えてみよう。

そして、浮いた時間を全てコミュニケーションと交友関係の維持にあてよう。

しかし、そんなことが出来るのか? ゲーム機売るのか? ネット回線解約するのか?

ああ、何か絶対守れない計画のような気がしてきた。

 

それでも今すぐ、やらないとダメだ。

たぶん、極端なやり方は破綻する。

少しづつでも、非コミュ時間を減らし、コミュニケーションの力を回復して行くしかない。

さもなくば一生、この心地よい闇からは抜け出せない。

 

それくらい、このひとりきりの怠惰な闇の中は心地がいいのだ。

 

 

2009年1月12日 もがき始めてみる。

 

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