ネット上には、だいたい次のどちらかに該当する意見が挙げられていたように感じた。
私自身としては、自己責任の部分もあるし、不可抗力の部分もあると思うから、どちらの意見に与するという気にはなれないし、そもそも、なんだかモヤモヤとした嫌な気分を感じていた。
「なんで嫌な気分になるのだろうか?」とずっと考えていて、昨日ようやく理由がわかったのでメモに残しておこうと思う。
結論からいうと、「お互いに不信のやりとりをしている」と感じたからだ。要するに日本で働く人を二つに分けて「敵か味方か、おまえはどっちなんだ?」と問われているような圧迫を感じていたからだと気がついた。
そもそも「困ったときはお互い様」なのであり、日本で勤務する者同士でもめたからといって、業績が上向くわけはない。マクロ的には経済規模が縮小に向かっている状況にもかかわらず、「責任」をお互いになすりつけあったところで、お互いの活力を削ってしまうだけで、後ろ向き以外の何者でもない。
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私はどちらかというとワーキングシェア派なのだが、それは中位層・下位層が社会の雰囲気に与える影響が大きいと思うからだ。中位・下位層が安心して暮らしていける社会であれば、上位層も安心して暮らしていけるだろうから。その意味で、今回のように大規模に下位層がダメージを受けている状況では税金投入には賛成である。
逆に言えば、こういうマクロ経済の影響による業績不振という不可抗力が大きい時に助けてくれない国家とは一体全体、何のためにあるのかと言いたいくらいである。(私だっていつなんどき失業の憂き目に会うかわからないからね)
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最後に報道番組についてだけど、支援グループの特定の誰か(=代表とか)を写し出したりするの、やめたほうがいいんじゃないかなと思う。
どうしたって、特定の誰かに焦点をあててしまうと、他の多くの物言わぬボランティアの人たちは微妙な気分になってしまうし、視聴者のなかには「売名行為だ」みたいに言い出してしまうor感じてしまう人が出てきてしまう。
ああいう支援団体の活動をゆがめないようにするためにも、さらっと「日比谷公園では500人分の炊き出しが行われました」「~公園では…が行われました」のように事実のみを述べてほしい。(※さらっという代わりに、そういった活動をすべて紹介してあげてほしい。そうすれば支援するのが当たり前という雰囲気になりそうな気がするから。09.01.11 23:45加筆)
そして、人間だれしも自分の目の前で困っている人がいたら何とかしてあげたいという気持ちはもっていると思うから、そういう人たちが目立たずに(=テレビなど表舞台に出ずに)支援に参加できるようなチャンネルを紹介してほしいものだと思う。
誰も自分の人生をゆがめてまで支援活動に注力するわけにはいかない。その人たちにとって「無理のない範囲で出来ること」を集められるような仕組みづくりをNHKや民放には期待したいところだ。
みんなが「まあ今は大変な時代だから、困ったときはお互い様だよねー」といいながら助け合えるような社会は、少なくとも「こういう事態になったのはあいつらのせいだ」と罵りあう社会よりもいい社会だろうなと思う。
まあ、みなさん、できることからコツコツやっていきましょう。
※ちゃんと活動している団体で義援金などを募集している団体などがあったらトラックバックなどで適当にコメントつけていってくれると、とてもうれしいです!(こういう団体ってあんまりマーケティングしていないので、ほとんど表にでてこないんですよね。。。)
ネットでの議論を、真に受ける人が増えてるのが問題だと思う。 自分の事を棚に上げて、色んなところに自己責任論を繰り返し書き込むニートが多いのに。
「ニートが多い」というのを真に受ける人が増えているの大問題だけどな。
ああいう支援団体の活動をゆがめないようにするためにも、さらっと「日比谷公園では500人分の炊き出しが行われました」「~公園では…が行われました」のように事実のみを述べてほし...
さすがにそれはないだろwww
元記事投稿者です。関連箇所に下記の加筆を行いました。 ああいう支援団体の活動をゆがめないようにするためにも、さらっと「日比谷公園では500人分の炊き出しが行われました」「~...
元記事投稿者です。関連箇所に下記の加筆を行いました。 >>ああいう支援団体の活動をゆがめないようにするためにも、さらっと「日比谷公園では500人分の炊き出しが行われました...