■不細工をふりきれなかった

クリスマスだしリア充が彼女の話する。

うちの彼女すごい不細工なんよ。努力がどうのこうの言う人いるけど、やっぱり限界値ってあるよ。

その限界値まで努力することは大切だと思うけど、限界値から目をそらすのはやっぱりなんか違うだろ。

うちの彼女は努力しても不細工でした。

もともと自分は面食いな方だと思っていた。

と言うよりも、誰でもいいなんて決して言えなかったし、顔が基準になってることは重々承知していた。

今までの自分の中の歴代の不細工を思い浮かべて、彼女たちがすごく自分好みの性格になったとしてもまぁ付き合わないだろうなと思っていた。

実際他の不細工に告白された時も、性格は良くも悪くもないけど、顔で総合点マイナスとふったこともある。

不細工を性格だよと励ますエントリよくあるけど、例えば自分が落とされる方だと想像すると不細工がどう頑張っても落ちそうにないなーとか想像できてしまう。

これは今も思ってる。

友人付き合いのきっかけは、時間があるとふらふらする性分の自分についてくるようになったこと。

雑誌見ていて、ここ行きたいとやつが言い出したので、じゃあ今から行こうと言うとついてきた。

曇りの日で、牛を見た。ついでに山登った。トリカブトとか普通にあった。

帰りに俺がソフトクリーム食いたいと言い出して、時期間違えてるだろーと言われながら食って寒くて２人で死にそうになった。

それからうちのサークルのところにたまに遊びに来るようになって、俺もむこうのサークルの部室でゲームするようになった。飯もたまに一緒に食うようになって、ごく自然に生活重なって行った。

やつは性格はすごくいいと思う。優しいとか楽しいとかポジティブな形容詞ほとんど当てはまると思う。

色んな事例を出しながらじゃないと伝わらないと思うけど、なんと言うか心がきちんとしていた。

でも、付き合わないと思っていた。

ひどいセリフかもしれないけれど、友人に「あいつが美人なら付き合ってる」とまで言った。

むこうはたぶん、俺がそんなふうに考えていたってわかっていたと思う。完全な理解じゃなくて距離感として。

そんで、お互い恋愛が思考でも人生でも中心にはならないみたい。

やつは自分のすること遠くで見つけてきて、大学変わることになった。それ聞いてからもちろん応援した。彼女じゃないし。

彼女が遠くに行く前も、そう言う気分だったんだけれど実験終わって飯食いに行った帰りに遅くまでやってる喫茶店に行こうと言われ入った。

そこでは何もなかったんだけれど、出た時に手を触られた。握っていいかと確かめるみたいに触ってきて、なんか手首つかまれて、途中でこっちから手を握った。

結果としてそれで落ちた。その喫茶店から家まですごい打算したよ。

このままでも、バイバイとは十分に言えるだろうなとか、もう少し美人だったらともやっぱ考えた。

結局、こいつと離れたくないとかそう言うんじゃなくて、なんと言うかこいつを悲しませたくないし、俺も悲しみたくないって感じがあって、そのあたり正直に言ったら付き合うことになった。

それから引っ越すまではやたら引っ付いてきたけど、今会うと付き合う前と変わらん。

んで今遠恋中。今日は彼女の妹と飯食ってきて、二人でやつに電話して浮気中継ですーとか言ってきた。

ブスは三日で慣れると言われるが確かに慣れた。

でも、認識がおかしくなったわけじゃないのでやはり相当な不細工だと思うし、美人を見ればそれなりのことを思う。

美人と天秤にかける機会はまだないけれども、いざとなったら浮気するんかなー。

やっぱり悩むとは思う。

あと、べたべたしたいなーと言う願望あったのに、不細工が彼女になってみると全くなくなった。

これは不細工関係なく俺が彼女できるとこういうもんだったのかもしれないけど。

こういう話初めて書いたけど、いつもなら欲しいはずのトラバやブクマがなんか欲しくない。

欲しくないというよりも何かよくわかんないけど言われたくないことがある気がする。

Permalink | 記事への反応(9) | 23:17

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