子どもの頃はクラスの中では頭が弱い子扱いされていて、当時は実際トロい方だったので大人になった今話すとどういう感じだろうと思って同窓会に出席してみたけれど、まぁ今でもトロい感じだった。白痴ってからかわれただけのことはある。
沢山難しい本を読んでいて、知的な会話をしていたA子は大人になっても相変わらずセンスのいい会話をしていた。
だけど、A子を含めたスクールカースト上位の子たちが今は余り裕福な生活ができていなくて、派遣とかフリーターとかそういう環境で生活しているという話を聞いて、ちょっとだけ寂しい気持ちになった。
あんなに知的な発言をしてたA子ちゃんは、その知的さを生かしてすごい職に就くのかと思っていたけれど、実際は職場の愚痴を言うパートのおばさんになっただけだった。
子どもの頃は学校で得た地位がそのまま社会でも持ち越されるものなのであろうかと思っていたけれど、それとこれとは案外別な物なんだなと昨日実感した。スクールカースト下位だった自分は普通に会社でサラリーマンになり、普通に働いている(会社では別にトロいこともせず、淡々と過ごしている)。わりと生活的には裕福になれた。
もちろん同窓会の場で「自分今パネェッス」みたいな話はしていないけれど、普通に会社で働いているという自分の話でA子ちゃんたちスクールカースト上位の人たちのプライドを、少なからず傷つけてしまったのを感じた。そうだろうな。自分がバカにした人間が自分より境遇がいいってイライラするだろうな。
歳を取って差が見えるって悲しいなと感じた年末の一日でした。
沢山難しい本を読んでいて、知的な会話をしていたA子は大人になっても相変わらずセンスのいい会話をしていた。 あんなに知的な発言をしてたA子ちゃんは、その知的さを生かして...