2008-11-28

菊と刀

「菊と刀」戦時中、捕虜への尋問を通してルースベネディクトによって

描かれた日本人像。菊と刀には「静かさと激しさ」「天皇と侍」二つの意味が込められている。

さて現代の「菊と刀」を見てみよう。

剣道

全日本剣道選手権大会を見て思ったこと。

・試合中の猛々しさ。

試合を見ての通り、洗練された獣同士の戦いである。

・試合前後の丁寧さ。

試合上には互いに一礼して入り、試合後は一礼して去る。

彼らは胴衣や防具をまとうことにより、身にまとった質実な肉体より

内に秘めた獣の本能を引き出すのである。

オタク

アニメを見て、エロゲをやってみて思ったこと。

・イデアへの激情

友、愛、正義。真実を追い求めるパトスが肉体の根幹より発せられる。

・現実への忌避

真実から歪んだ様相に、世の喪に服し歩くのである。

彼らは世に忌まれる姿容をまとうことにより、求道者たることを世に示し

その悪寒をもってパトスに昇華させるのである。

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