今の支持率のままに定額給付金を実行したとしても、スピードと引き換えにした効果があまりにも不十分。
景気回復にも、または与党支持率回復にも繋がる事はないでしょう。
恐らく給付金の構想自体はある程度正しいと思います。
ヘリコプター・マネーによる消費喚起と、相対的減税もちらつかせて見せた。
(それぞれ給付のシステムや給付額、増税に対する社会保障構想の説明がないなど問題点も多いですが)
しかし麻生さんが勘違いしていたのはこれらが『伝家の宝刀』だという事か。
そもそも日本国民は政府がお金を動かすという事について強いアレルギーを持っているという事。
そして今さかんにマスコミが書き立てるような、「金で票を買う」という文脈で語られてしまっている事。
やはり、解散総選挙を行わなければならなかったのだ。
いっそこれを争点としてオバマ・ニューディールならぬ麻生ニューディール構想をぶち上げて
イザ選挙へと打って出て欲しいものである。