日経平均株価は大幅続伸。それを伝えるニュースでは「オバマちゃんの手腕に期待して株を買う動きが加速した」みたいなことを言ってるけどこれっておかしくないっすか?
ちょっと前にアメリカで経済対策に税金を使って資本注入ってニュースが流れて、ネット上では大反対。「なんで俺達の血税を使われなくちゃいけないんだ?政治家はとんでもない判断をしている!」みたいな記事を見た。
しかしオバマちゃんといえどもこれをしなくちゃどうしようもない。
なんでもかんでも証券化の昨今、CDOやらなんやらの影響で一番危惧されてるのは「負の連鎖」なわけで、A銀行が倒産したらB,C,D銀行も倒産するからなんとしてでもA銀行を倒産させちゃいけない。でもA銀行にはとんでもない不良債権がある。なので政策としては資本注入してA銀行を助けるのが結局は恐慌を防ぐ上策となる。それは大統領が変わったとしても当然同じ道筋になるんじゃないだろうか?
そんなことを考えていて、半年ほど前のソフトバンク株を思い出した。
iPhoneがソフトバンクから発売になりちょっとしたムーブメントになった。
「おおおー!iPhoneを扱えるようになったソフトバンクは携帯業界の地図を大きく塗り替えるぞー!」みたいな流れで株価は上がりかけた。
が、それも一瞬。
思ったよりもムーブメントは盛り上がらず、それからソフトバンクの株価は3分の1ほどに急落。
それと同じで、今はオバマちゃんに過剰な期待が寄せられているんじゃないだろうか?
やがて勝手に期待していた人々は勝手に失望し、アメリカの株価はさらに下落、円ドル90円割れ、そんな展開が見えるような気がする。