ストリートビューの件
「いろいろ問題もありそうだけど革新的なサービス」を「えいや!」っととりあえずリリースちゃって、リリースした後に議論を巻き起こして、既存の世界と折り合いをつけていくっていうやり方。振り返ると、Napsterをはじめとするファイル共有ソフトやYouTubeなんかが思い当たる。折り合いがつかなければ淘汰されていくのみ…。出る杭になることを避けて、事前の根回しを大事にする文化で育った僕なんかには、なかなか実践できないスタイルだと感心する。
で、今、ストリートビューも、折り合いがつくのかどうか試されている時期なのではないかと思う。
このタイプの衝突が起こるサービスは、今までは音楽関連が多かったというか、ほとんどが著作権がらみだった印象があるんだけど、ストリートビューの場合はプライバシーの問題であり、著作権侵害と違って最悪の場合には人命に関わる問題に発展する可能性だって考えられるじゃんという声も。ストリートビューの「折り合い」は、どこにつくのだろうか。
日本版が出たあたり、僕なんかはただただ「すごいなー」と驚嘆しながら、各所で紹介されている面白い場所を眺めたりしていたのだが、あらためてそのポイントを見てみると真っ暗で何も見えない状態にされちゃっているところがけっこうある。ワイドショーなどでも取り上げられた某マンガ家が建てた家が近所にあるのだが、最寄の駅からその邸宅に近づいていくと、これまた近辺で画面がブラックアウト。家、拝めず。残念。関係者がグーグルに申請したんですかね?
暴力団の事務所をストリートビューで見に行くっていう、なんつーかスレッドがあって、最近はこれが面白い。皆さん何気に立派な事務所を構えてますな。近所にはひと目でそれとわかるゴツい車や路上にたむろする組員。なかには、撮影車をにらみつけてる(と思われる。ボカシでわからん)若い衆もいたりして。上記の漫画家のお宅周辺がどういう経緯で見られなくなったのかはわかりませんが、マル暴の皆さんは今のところグーグルに不可視化の申請をしていないようです。カチコミの下見にストリートビューを使う、なんてこともあったりして…。
> 暴力団の事務所をストリートビューで見に行くっていう、なんつーかスレッドがあって、 まじすかw しかし、折り合いをつけるのって難しそうな印象。著作権関連よりプレーヤーと...