園児のイモ畑に強制執行をした一件。そのことの是非はさておき強制執行のやり方それ自体が妥当だったか?ということに興味がある。
あくまで「代わりの執行=代執行」ですから、撤去する当事者の財産は、壊さないようにしなくてはなりません。
例えば、はちみつを作っている養蜂場を代執行によって撤去するためには、専門家によってみつばちを死滅させないように行わなければならないという判決があります(福岡高裁宮崎支部、1965年)。
代執行はこの日、午前7時半から開始。府職員ら約100人がシャベルやカマなどで園児らが今春から育ててきたサツマイモやトマトなどを刈り取った。作物は段ボールに入れられ、府が保管。園側の要望があれば返却されるという。http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081016/lcl0810161139000-n2.htm
…という手続きで行われたようだが、どうして植物なら殺して良いのかよく分からない。ミツバチの例を参考にするなら、植え替える必要があったのではないか?
どうせ費用は当事者持ちなのだからそうすれば良かったと思うのだが。
「可愛がっていたサツマイモたちを『代執行』の名目で虐殺された。明らかに不当な執行方法である。」と訴えたらどうなるのだろうか。
売り物ではないから「財産」扱いではない、とか。
ようするに財産の価値を損なってはいけないってことだろうから サツマイモやトマトは収穫することで価値が大きく損なわれるようなことはないからじゃない? 収穫するためじゃなく植...