2008-10-02

コードギアス反逆のルルーシュR2ゼロレクイエム後を予想する(3)

前:

(1) http://anond.hatelabo.jp/20080929225639

(2) http://anond.hatelabo.jp/20080929225856

次に、世界経済について考察してみる。

世界経済概要

当然ながら世界経済は大混乱状態である。

首都が吹っ飛んだブリタニア日本

戦争の傷が癒えないEU、比較的新しい元ブリタニア植民地エリア

政治腐敗による圧政ダメージをひきずっている中国

信頼できる通貨なんてどこにもないからいつどこで超インフレが起こってもおかしくないんじゃなかろうか。

(尤も筆者は経済専門家ではないので筋違い考察かもしれない。その辺は了承していただきたい)

ブリタニア

帝都ペンドラゴン東京のような政治・経済一致型の都市であったのかワシントンD.C.のように政治機能だけを備えた都市だったのかは定かではないが、どちらにせよ帝都から半径100kmが消滅している以上、政治機能はもちろんのこと経済面でダメージがないことなどありえない。

さらに、植民地解放貴族解体はそれらに依存していた経済の崩壊を意味するから、ルルーシュの行った急激な改革はブリタニア経済を直撃しているのは間違いない。

おまけに現在の統治者がシュナイゼル(帝都を滅ぼした張本人)・ナナリー(シュナイゼル側にいた)・ゼロ(前皇帝ルルーシュ暗殺。さらにクロヴィスやユーフェミアといった皇族達も暗殺している)といった面々である以上、ブリタニア国民政府に対する不信感は計り知れないものがあるだろう。

また、ルルーシュによって弾圧されていた元貴族も、ルルーシュの死とともに再び反旗を翻すものと思われる。政治不安と大不況の中、国中で内乱が発生し、さらに政治経済を混乱させるという悪循環に陥る。

もう一つ言及すると、ブリタニア敗戦国として各国に賠償金を支払わなければならない可能性がある。当然各国もブリタニア経済事情をある程度考慮するだろうが、以後数十年間ブリタニア世界中お金を払い続けなければならなくなる。

ブリタニア皇帝シャルルの時代のような繁栄を取り戻すことは二度とないだろう。

おそらくここはシュナイゼルカノンといった優秀な文官達が(ある程度は)どうにかするのだろうが、たとえ彼らがいかに優秀でも経済の安定化には相当の時間がかかるものと予想される。

日本

ブリタニアの次にダメージが大きいのは日本である。

首都ウキョウの一部がフレイヤで吹き飛び、数千万人の被害が出たというだけで国が潰れてもおかしくないのだが、それに匹敵するぐらい痛い出来事がルルーシュによる富士山大噴火ではないだろうか。

サクラダイト爆破によるあの大噴火で富士山地下に眠るサクラダイトはかなりの量が消失しているだろうし、少なくとも採掘場は全滅状態であるだろうから、事実上日本サクラダイト供給能力はなくなったと見ていいだろう。

コードギアス世界内燃機関存在せず、サクラダイトに依存したエネルギー活用技術が発達しているため、このことは日本だけでなく世界経済にも大きな打撃を与えることになる。

おそらくオイルショックがはるかにひどくなったような現象が発生するのではないだろうか。

この世界日本経済サクラダイト輸出による利益依存していた可能性がかなり高いものと思われるから、たとえブリタニアから解放されても日本経済の見通しは極めて暗いと言える。

インド

もう一つ言及しなければならない国がインドである。

ギアス本編では、黒の騎士団KMFは初期の無頼等を除いて全てインド製である。

この事実は、インドが高い軍事開発力のみならず非常に優れた工業生産能力を備えていることを示している。

そして何より、あれだけの兵器を一テロリスト集団に渡せるだけの経済力を持っていることがうかがえるのである。

よってZR後のインド経済は2パターンのケースが考えられる。

(1)戦争特需により経済が大きく活性化していた

ひっきりなしに注文が来るKMF、新兵器開発への惜しみないリソース投資、これで軍需産業活性化しないわけがない。

混乱する世界経済の中でほぼ唯一といっていいほど安定した経済を保ち続け(あくまで相対的にであるが)世界におけるインドの発言権が拡大する。

(2)戦争ダメージにより経済が悪化する

ブリタニアの侵略に対抗するため、中国日本を上手く利用してブリタニアの進行を食い止める方針を固めたインドはその全ての生産力を黒の騎士団への武器提供のために使っていた。

しかし、インドが心血を注いで製作したKMF部隊と最新鋭空中戦艦は富士の会戦でほとんどが破壊された上、ブリタニアと直接戦争していたわけじゃないインドブリタニアから賠償金を得ることもできず、大幅な戦費を回収する手段がどこにもない状態となった。

考察では (1) のパターン、つまりインドは ZR 後に発展するという仮定の下に話を進めていく。

おまけ:オレンジ農家喫茶店

ひどいインフレ状態の中では、どちらもかなり経営が厳しいものと思われる。

オレンジ畑はまだマシかもしれないが、喫茶店経営ってろくに輸入もできなさそうな状況でまともにできるのだろうか……?

(続く)

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