うろ覚えだが、バックトゥザフューチャーかなんかの映画で、
主人公の家に来た友人が、勝手に主人公んちの冷蔵庫をあけて、ジュースを飲むシーンがあった。
日本では友達を家によんだら、
主人公の部屋に、お母さんがお盆にジュースとお菓子なんかを持ってきて、
「ゆっくりしてってね」なんて光景になるわけだが、
アメリカだとそういう「おもてなし」はないらしい。
Do it youreself、take freeっつうか、「自分の家だと思ってくつろいでよ」ってのが、
あっち流だと、英語の授業でも習った気がする。
たとえば友達が家に来て、いきなり冷蔵庫を空けたらドン引きするわな。
友:「お邪魔します~。あっちーなー」
俺:「え、おい、ちょっと待て、お前何やってんの!?」
友:「いや、ジュース飲もうと思って」
俺:「わかった。飲み終えたら帰れ」
てな具合だ。
冷蔵庫はいわばプライバシーのカタマリだ。普段どんな食生活送ってるのかが丸見え。
「食」におけるその人を象徴するのが、夕食だったり冷蔵庫の中身だったりする。
ひるがえって今話題のgoogleストリートビュー。
家が、丸見えw
どんな家に住んでるのか、どんな場所なのかが簡単にわかってしまう。
「衣食住」の「住」の部分が、勝手に公開されてる。
「衣」は当然のことながら普段の服装で「公開」されてるが、
「食」の冷蔵庫の中身なんて、日本人は公開しない。
まして「住」を公開するなんて、ありえない。
個人情報の流出だの通り魔だのストーカーだのという物騒なこのご時勢、
誰が好き好んで公開するか。
個人的には、たとえば家から駅までの道って、ある種のプライベート、私的空間なのだ。
もちろん俺だけのものではないけど、自分を中心とした世界の中での、私的な空間で、自室の延長上にある。
友人を家に招く時、駅で待ち合わせて家まで歩くまでの間って、なんか気恥ずかしくないか?
「いつも俺が生活している場所を見られている」っていう変なくすぐったさ。
あれって、「その空間が俺のものである」っていう意識の現われだと思う。
だから、gooleストリートビューで家の近所を第三者よって、世界中に配信されちゃうのは、
俺の部屋を勝手に配信されてるのと限りなく近い。
文字通り、壁一枚の差でしかなくて、最悪の場合、窓から見えちゃうしw
事前の許可もなく第三者の企業が、いきなり家の近く全部を撮影して、
「地図情報」として公開してしまう。しかも、当然のように簡単に誰でもそれを検索して見られる。
問答無用で「住」を丸裸にして、公開してしまうなんて、レイプもいいところだ。
21世紀におけるビッグブラザーは、なんだ、googleだったのかとなる。
俺はgoogleが好きだし、尊敬してるし、すばらしい企業だと思う。
そんな能力はないが、万が一入社して、googleの一員として貢献できたら、最高に幸せだと思う。
会社を人にたとえるならば、まあgoogle君は理想的な女性だ。
だが、彼女に寝込みを襲われたら引く。レイプはレイプなのだ。
据え膳食わぬは、というが、やはり引く。
結論:googleストリートビューは情報化社会におけるレイプ(情報的な意味で)。
そして俺はgoogleのキン●マを蹴り飛ばしたい。
人によるその私的空間の範囲の差がそのまま評価の差になってるのかもね。 あくまで家の外は外で、「住」たり得ないと思ってるのもそりゃいるし、外から見える家はそれこそ服みたい...
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