なんとなく小町のこの話を思い出した。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2008/0602/186871.htm
付き合っている彼がそのことに理解がなく困っています。
例えば、書店で歴史小説を購入するだけで「年寄りじゃあるまいし」とグチグチ…。部屋に飾っているお城の写真や、旗指物(タペストリー)も気に入らないようで、「友達の彼女の部屋はもっとぬいぐるみや観葉植物があってかわいらしいんだって」などとイヤミのようなことを言ってきます。挙句の果てには別件で喧嘩している最中に「俺より○○(戦国大名)のほうがいいんだろ!?」と言ってくる始末。仕事の都合でデートを断れば「○○の方が俺より大事だからだ!」などと意味不明な嫉妬までしてきます。
『趣味にかまけて彼をおろそかにしてたんじゃないの?』と言われそうですが、そんな心当たりは今のところ思い当たりません。むしろ趣味は自分の家のなかだけに留めて、彼の前で自分から話題にすることなども避けています。
もちろん、戦国大名のほうが彼より大事だなんてことは思っていませんが、この趣味は私の生きがいでもあり、「やめろ」と言われてはいそうですかとはいきません。
私が戦国趣味に目覚めたのはここ数年で、それまではまったく興味がなく、知っている武将は「織田信長と徳川家康」ぐらいのものでした。はまったきっかけはむしろ彼のほうが歴史小説やドラマが好きだったためで(今の私ほどのはまりようではありませんでしたが)、彼の借りてきた大河ドラマのDVDや戦国ゲームを一緒に楽しんでいるうちにライフワークになってきたんです。彼も最初はいっしょに楽しんでいて、「いつか○○城や○○合戦の跡地に行きたいね??」なんてよく話していました。
それがここ1年ほどで急に、戦国趣味にけちを付け始めたので戸惑っているんです。
男性がご覧になっていたらお聞きしたいのですが、彼のこの心理の変化の原因になにか心あたりってありますか? 歴史好きな女は気持ち悪いと突然思い始めたのでしょうか?理由がわかれば彼の気持ちも汲み取って対処していきたいんですが…。
ちなみに私の部屋には確かに戦国グッズが飾ってありますが、年に2回ほどしか部屋に彼は来ません。なので「部屋がオタクぽくて居心地が悪いから」というのは違うかな?と思っています。タペストリーなどもコピー用紙ぐらいの小さいものですし、あまり目立つものは置いていません。
また、過去わたしから戦国話を彼に振ったことは一度もありません。やはり当初は彼のほうがずっと詳しかったので、素人が知ったかぶりで話をしてはいけないと思ったからです。彼の知識においつおうと勉強していたくらいです。彼が戦国趣味を嫌がりだしてからも、もちろん自分から話題にはしていません。普段は家族や友達やドラマのことなどごくふつうの会話をしています。
彼の人となりは、私の戦国趣味を異常に嫌い始めた(というか武将に嫉妬しはじめた?)以外はとてもまともな人で、価値観や家族観もぴったりのベストパートナーです。彼は今でもそう言ってくれますし、私自身に嫌気しているというわけではなさそうです。
最近では「○○(武将)なんて400年前に死んでるだろ!」なんて言って来ます。400年前に死んでる男に嫉妬する彼氏の気持ちがよく分かりません…。
君主に最期まで忠義を尽くしただけでも「すごい!」なんですが、何より関ヶ原で齢六十にして奮戦して死後後々まで恐れられたなんてエピソードを聞くとメロメロになってしまいます。往年の銀幕俳優のようなお顔立ちを想像しつつ小説を読むと、とっても幸せな気分になれるんです。
かっこいいですよね島左近。史実の左近ももちろん素敵なんですが、某ゲームのナイスミドルな左近を見ると、今すぐ三成になって一緒に壮大な夢をいっしょに語り合いたくなってしまいます。
彼氏は狭量だよなあ。