インスパイヤ元 - アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
まあ、どのくらいのファミコン世代が美少女にモッテモテになるか否かは置いとくとうんぬんかんぬん。
では、行ってみよっ!
これを最初にネタとして発見したのは確かふかわりょうだと思う。しかしネタとして見ず、オープニングの名曲味わい装置として再生すべき1本。あのたのファミコンがすてきなジュークボックスに!
音楽やセリフのかっこよさ、敵の絵の渋さにもだえてもらうべき1本。クリアする心の余裕があるのであれば、「エンカウント率」というものの恐ろしさを骨の随まで体験できます。レベル最強なのに、敵瞬殺なのに、それなのに難しいというパラドキシカルな一本。金持ちは金持ちなりに悩みがある、という感覚に似てるかも。
ここには旅がある。てくてくと野原を歩いていく感じ、あっと敵と出会う感じ、ジリジリとした一進一退の攻防、そこには格闘がある、感じられるはずだ、それが記号型テレビゲーム的トリップ体験なのだ。
近年のテレビゲームでは味わえないファンシー感、そしてジャンプ力。普通ここまで飛び上がれるなら空飛べる設定にするはず、しかし飛行などできないのです。あくまでジャンプ。だから落ちてくる。飛ぶ→落ちるということのダイナミズムを金づちぶん回しながら肌で感じるべし。
ご存知の大メジャーだが入手困難な一本。運良く手に入れたものは幸いである。現実世界では香港のアクションスター以外では体験することのできないワイヤーアクションを爽快に体験できます。筆者はラストの2メーター50くらい身長があるあいつを倒したことがない。
これもジュークボックス。舞台が現代アメリカというのをうまく消化している。本当はこんなのアメリカじゃないんだけど、なんとなくアメリカな気がしないでもない感じを体感してほしい。本当のアメリカなんかくそくらえだ。
またまたジュークボックス。「昔の宗教ってのはねー、広まるときに、もともとその地方で信じられてた神様とかを『実は悪魔だったんでしたー』みたいにしてうまい具合に取り込んでいって広まったりしたんだよー」とか教えちゃってください。「んまっ、なんてインテリなのかしら、、」と惚れ直されることを保証します。
どんなにがんばっても奥州止まりという人間の限界を知るにはいい教材。最初は余裕だった奥州統一も、クリア回数20回あたりから一筋縄では行かなくなり、クリア回数45回あたりから絶望を知ることになる。人間、できてあたりまえと思っていたことができなかったときに最も悔しさゲージが満タンになるという事実を痛いほど痛感できる(腹痛が痛い)。しかしながら、20時間くらい思考し、よーーーーく作戦を練ればギリギリギリギリでなんとかなるというパンドラの壷でもある。
シンプルな殴り合いこそが実は最も作戦が重要視される。相手のクセを読み、自分のクセを読ませない。今後あなたと彼女が関係を続けていくなら欠かせないことなのです。警察が来たら知らんぷり。そしてケンカを続ける。永遠に。男女関係もこうありたいものです。
ファミコン世代のあなたならもう何をするかはわかっていますね? 従って2本で1本扱いとしました。しかしこれを印象づけるためにはそれぞれのソフトを普通に楽しんで、それぞれについて固定観念を持ってもらっていなくてはなりません。ダブルスでキャッキャ遊びましょうよ、責任のなすり合いしましょうよ、土管に潜りましょうよ、でもそれらは全て序章なのです。いわば付き合ってる時期。本当のわけのわからなさは二つが合体したときに訪れるのです。いわばケコーン後。怖い。これは怖い。でもやめられない。なんなんだこれは、だれなんだお前は、パカパカ行進曲。