2008-05-19

官僚社会主義ニッポンの行方は明るいのか?

中国は格差があるから、みんな頑張るんだ。日本みたいになってしまったら、社会主義になってしまう」と言われたという。社会主義国中国よりも社会主義的なニッポンという国がどうなっていくのかが2007年の焦点である。この根源的な問題と比べれば、「景気はどうか」とか、「株価はどうなる」とか、「為替はどうなの」ということは、取るに足らない問題にすぎない。

お上は偉い、庶民は言うことを聞け」という官僚主導の中央集権国家ベールを脱いだ。お上は正しくて、民間は間違っている、というスターリニズムの復活を思わせる粛清的な行政処分が乱発されている。「一罰百戒」という法治国家にあるまじき台詞を厚顔無恥にも公言している様を見よ。

民間に対しては重箱の隅をつつくように粗探しをし、自身に対しては常に恩赦を下す。日本のノーメンクラツーラ(≒旧ソ連官僚エリート)が我が物顔で闊歩し始めた。財政赤字で後がない税務当局は、なんでもかんでも徴税だ。グレーなものだけでなく、セーフのものまでアウトと決めつけて、税収アップに血道を上げる。反論しようものなら、「あそこは、課税逃れをしている」とマスコミスクープネタを提供するから誰もかなわない。

官僚国家ニッポンは、官僚社会主義への道をひた走りに走り始めた。

資本論理を嫌い、既存のルールを無視し、反論を許さずにマスコミとタッグを組んで、世論を一色で塗りつぶしていく。「正義」という旗をなびかせながら、官僚社会主義の構築に走り始めたのだ。

  • ・お上が全てを統括すればいい、と考えている。 ・「公衆の敵」認定さえすれば、グレーだろうがなんだろうが晒しあげて即悪断定。 ・だが身内には徹底的に甘く、かばい合い体質。...

    • そこに列挙してるのがこの国の本当のルールなのに、何か別の建前があるからごっちゃになるだけだろ。そこに書いてあるのがルールってことにすればすっきりする。

      • アメリカ様にみせるために憲法とか置いてるだけで、実態はそこに書いてあるのがこの国の規則。

      • そこに列挙してるのがこの国の本当のルールなのに、何か別の建前があるからごっちゃになるだけだろ。そこに書いてあるのがルールってことにすればすっきりする。 そらそーかもし...

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