2008-04-17

エロパロ禁止はレッド・オーシャン戦略だと言ってみるテスト

少年サンデーの部数が落ち続けている。アニメの人気もさえない。出版不況の影響もあるだろうが、マガジンとの差も大きい。理由はいろいろあるだろうけれど。その一つには、小学館著作権に対するスタンスがあると思う。率直に言えばパロディ禁止であるということだ。小学館の摘発は一罰百戒を思わせる唐突なものが多い。小学館パロディ同人ではディズニー任天堂コナミに並ぶタブーだ。

もちろん、これは企業ブランド保護という点では正しいのだが。トータルに見てみると、実はマイナスの部分の方が大きいのではないかと思う。多くの漫画家は供給者でもあり需要者だ。さほどは大きくは無いが資金還流があり、経済圏が存在するのだ。アニパロ同人をやってる作家はもちろん、アシスタントまで含めれば人材供給の裾野であるはずだ。将来の看板作家となる可能性もある。

イタリアブラジルサッカーアメリカ大リーグも、華やかな頂点のプレイヤーと同時に無数のプレイヤーがいる。日本人の絵のアベレージは世界的には、相当高いはずだ。日本マンガのアベレージを支えているものとして、同人は無視できないと考えている。余談だが、ポップミュージックのアベレージが低いのは、著作権が強力すぎるからなのではないかとも考えている。

小学館と同様に、コナミ関係エロパロタブーだ。が、その結果どうなったか?ときめきメモリアル2、3ともに不発となった。コナミの自社によるキャラクター商品の展開は完全に行き詰っている。萌え系については、おそらく何をやっても無駄だろう。

確かに、コピー海賊版や単価や売上総額が高い商品同人活動には、問題はあるとは思う。しかし、同人誌自作CGの取り締まったところで、得られるものは皆無だろう。

  • エロパロ許可し無いから売れないってのは、いまいち同意できんなぁ。感覚的にそりゃちがうんじゃね?と思う。 一方で、一切のオマージュまで禁止だと、最近のユーザーのノリを拒絶...

  • 著作物利用のガイドラインだと講談社も全面禁止(サイトにガイドラインがある)なんだよね。集英社はノーコメント。 サンデーについては取締りを始めたのが2005年ごろ。サンデーは編集...

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